※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

フィリップ・S・ホフマン『パイレーツ・ロック』インタビュー リアル船での撮影は…

ビートルズに代表されるブリティッシュ・ロックが世界中を熱狂させた60年代イギリスを舞台に、海沖の船上から24時間、ビートを送り届けた海賊ラジオDJたちの姿をポップに描いた『パイレーツ・ロック』が間もなく公開される。クセ者ぞろいのDJたちの中で、カリスマDJ“ザ・カウント”役を演じたのは、『カポーティ』や『ダウト −あるカトリック学校で−』など数々の名演技を見せる、オスカー俳優、フィリップ・シーモア・ホフマン。アメリカからやって来た、ただ一人のDJとして揺るぎない存在感を示している。

最新ニュース インタビュー
注目記事
『パイレーツ・ロック』 フィリップ・シーモア・ホフマン -(C) 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
『パイレーツ・ロック』 フィリップ・シーモア・ホフマン -(C) 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
  • 『パイレーツ・ロック』 フィリップ・シーモア・ホフマン -(C) 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
  • 『パイレーツ・ロック』撮影風景
  • 『パイレーツ・ロック』 -(C) 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
  • 『パイレーツ・ロック』 -(C) 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
  • 『パイレーツ・ロック』 -(C) 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
  • 『パイレーツ・ロック』 -(C) 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
ビートルズに代表されるブリティッシュ・ロックが世界中を熱狂させた60年代イギリスを舞台に、海沖の船上から24時間、ビートを送り届けた海賊ラジオDJたちの姿をポップに描いた『パイレーツ・ロック』が間もなく公開される。クセ者ぞろいのDJたちの中で、カリスマDJ“ザ・カウント”役を演じたのは、『カポーティ』や『ダウト −あるカトリック学校で−』など数々の名演技を見せる、オスカー俳優、フィリップ・シーモア・ホフマン。アメリカからやって来た、ただ一人のDJとして揺るぎない存在感を示している。

身体も発言もビッグ、DJとしての腕に並々ならぬ自信を持ち、DJ仲間たちを率いるリーダー的存在。これまでの出演作や『脳内ニューヨーク』(11月14日公開)などで見せる、思慮深く悩めるキャラクターとは180度異なる、髭をたくわえたファンキーなフィリップの姿がここにある。
「ザ・カウントは愉快に過ごすのが好きなんだ。ビッグなハートの持ち主だと思うね。彼はどこにでも居られる、自分のいる場所が自分の家(ホーム)だと感じるタイプの男。彼の家とは、やりたいことが出来る場所、つまりそれはDJをすることであり、人々と音楽をつなぐパイプ役になることなんだ。彼は“ロックン・ロール”こそが世の中を変える薬だと心から信じているからね」。

その“ロック”こそが、フィリップら役者たちにとってもこの映画に賭ける原動力となったことがうかがえる。
「夜によく撮影があったので、リチャード(カーティス監督)とはたびたび膝をつきあわせてビートルズやらビーチ・ボーイズやら、いろいろなアーティストについて話をしたものさ。それが本当に役に立ったんだ。その情熱は本物だったから、彼がこの映画で行おうとしていることが僕にも理解できたのさ」。

14週間に及んだ撮影のうち、5週間は毎日、撮影スタッフと俳優ら140人もの人々が港から海に出て、古いオンボロ船で撮影するという徹底ぶり。フィリップはこの日々を「映画じゃなくて、ダスト・ブーツでも作ってるみたい」とふり返る。
「この撮影は本当に大がかりで、凄かったよ、本当に。リチャードが日焼けしないように大忙しで走り回りながら、全員を駆り立てて映画を撮る様子は本当にハチャメチャだったよ」。

劇中のザ・カウント同様、ビル・ナイを始めイギリスを代表する個性派俳優たちがそろう中で、唯一アメリカから合流したフィリップ。彼らとの共演はどんなものだったのか?
「僕はこの映画の撮影に遅れて参加したので、初めは場違いな気分だった。でも、リチャードが辛抱強く時間をかけて付き合ってくれて、最終的にはそんな気分も消えて、みんなと一緒に素晴らしい時間を過ごすことが出来たんだ。この映画の俳優たちは愉快で、本当に頭の切れる奴らさ。僕は時々、何も言わずに座っていたんだ。彼らの話に耳を傾けたくてね」。

そして、何と言っても見逃してはならないのが、アメリカから帰ってきたイギリスの伝説のDJ・ギャヴィンとの“カリスマ”DJの直接対決! ワイルドで豪快なザ・カウントに対し、一見キザなギャヴィンを演じたのは、リス・エヴァンスだ。
「彼は最高の俳優だよ。この映画を撮る前は彼のことをよく知らなかったけれど、いまでは彼が素晴らしい才能の持ち主だとわかるよ。彼と一緒のシーンで僕はこう言ったのさ。『僕は面白くなくても、少なくとも君が面白い演技をしてくれるから、この場面は大丈夫だ』ってね。彼は実に素晴らしいよ。僕は大好きさ」。果たして、劇中での勝負はどちらに軍配が? 映画ファンにはたまらない、この米英俳優コラボは必見!
《シネマカフェ編集部》

関連記事

特集

【注目の記事】[PR]

特集

page top