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明日開幕東京フィルメックス 「ツイてる」西川美和監督トークイベント満員

今年で10年目を迎える東京フィルメックス。個性的な作品をいち早く紹介し、コアな映画ファンにも定評あるが、映画祭というもの自体、初心者には若干足を運びづらいイベントであるのも事実。しかし、映画祭の大きな魅力はゲストとの触れ合い。憧れの監督やキャストの話を間近で聞くことができるチャンスが数多くある。そんなイベントのひとつとして、丸の内カフェでは「水曜シネマ塾 〜映画の冒険〜」と題し、全5回に渡り毎週豪華ゲストを招待。11月18日(水)のトークイベントに登場したのは、海外からも注目されている若手女性監督の西川美和。映画業界に入ったきっかけや今年6月に公開された『ディア・ドクター』の撮影裏話を集まったファンに語った。

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今年で10年目を迎える東京フィルメックス。個性的な作品をいち早く紹介し、コアな映画ファンにも定評あるが、映画祭というもの自体、初心者には若干足を運びづらいイベントであるのも事実。しかし、映画祭の大きな魅力はゲストとの触れ合い。憧れの監督やキャストの話を間近で聞くことができるチャンスが数多くある。そんなイベントのひとつとして、丸の内カフェでは「水曜シネマ塾 〜映画の冒険〜」と題し、全5回に渡り毎週豪華ゲストを招待。11月18日(水)のトークイベントに登場したのは、海外からも注目されている若手女性監督の西川美和。映画業界に入ったきっかけや今年6月に公開された『ディア・ドクター』の撮影裏話を集まったファンに語った。

映画好きの兄の影響で、小さい頃から映画館へ足を運んでいたという西川監督。それでも何らかの形で映画の仕事に関わりたいと目覚めたのは大学生後半になってから。「私、ツイてるんですよ〜」と話す彼女は就職試験の面接で偶然、面接官を務めていた是枝裕和監督に出会ったことにより、映画界に進むきっかけをつかんだ。

是枝監督の『ワンダフルライフ』に始まり、複数の作品の助監督を経て、後に監督の道に進むことになるが、最新作『ディア・ドクター』でも「ツイていた」エピソードを披露。「(主人公を)最初はソン・ガンホさんで行きたかったんですけど、なかなか難しくて、行き詰まっていたときに是枝監督に相談したら『鶴瓶さんはどうだろう』と言ってくれたんです。多分、本人はあまり深く考えずに言ったんだと思うんですけど(笑)。でもTVを主軸に活躍している方はスケジュールが難しく、忙し過ぎるかなと思っていましたが、映画にとても興味を持ってくださり、毎年3週間奥さんととられている夏休みを返上して映画に参加してくれました」。

小説やコミックを原作にした映画が国内外ともに急増する中、「文章では絶対表現出来ないものを映画にしたい」というこだわりを持つがゆえに、自ら脚本を書くことを貫き、「オリジナルが書けなくなったら、映画は撮らなくなるのでは」とまで断言する西川監督。そんな彼女の作品を世に紹介することに一役買ったのが、7年前、コンペティション部門で初監督作品『蛇イチゴ』を上映した東京フィルメックスなのだ。ちなみに、いまでの東京フィルメックスで印象深い作品としては、ファンだというソン・ガンホが出演する『シークレット・サンシャイン』を挙げ、今年は、「ソン・ガンホさんの映画しか観ていないと思われるかもしれないですけど(笑)、『サースト〜渇き〜』(仮題)は観たいですねあとはツァイ・ミンリャン監督の『ヴィザージュ』、そして女性監督が撮ったという『フローズン・リバー』も気になりますね」と、映画祭への興味を語った。

第10回東京フィルメックスは明日、11月21日(土)より開催。

<第10回 東京フィルメックス>
期間:2009年11月21日(土)〜11月29日(日)
会場:有楽町朝日ホール・明治大学アカデミーホール・東劇・シネカノン有楽町1丁目
公式サイト:http://www.filmex.net

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http://www.marunouchicafe.com/
《シネマカフェ編集部》

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