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M・ムーア監督、ロストバゲージした荷物が到着しスーツ姿にお着替え

新作映画『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』のPRで初来日し、ロストバゲージの憂き目に遭ったマイケル・ムーア監督が11月30日(月)夜、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われた同作の試写会に、自身のスーツを着用し舞台挨拶に立った。

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マイケル・ムーア監督舞台挨拶 photo:Yoko Saito
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新作映画『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』のPRで初来日し、ロストバゲージの憂き目に遭ったマイケル・ムーア監督が11月30日(月)夜、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われた同作の試写会に、自身のスーツを着用し舞台挨拶に立った。

配給のショウゲートによると、同日夕方までに航空会社から荷物が監督の元へ届けられ、試写会に間に合った。ムーア監督が利用したのはJALのファーストクラス。だが地元の空港からシカゴ空港でトランジットしたためか、思わぬトラブルに巻き込まれてしまった模様。同日昼の会見では急遽、日本で買い求めたカジュアルウエアで代用していた。

試写会には社会派風刺コント集団、「ザ・ニュースペーパー」の松下アキラが米オバマ大統領、福本ヒデが鳩山由紀夫首相に扮して来場。オバマ大統領支持者で知られるムーア監督はふたりに対し、初来日して14日に皇居を訪問し天皇、皇后両陛下を前に、腰をほぼ90度に曲げる深いお辞儀をしたオバマ大統領を真似たお辞儀をして歓待。オバマ大統領のお辞儀は物議を醸したが、松下さんを見つめながらムーア監督は「初来日し天皇に深々お辞儀をしたことは素晴らしいこと。なぜなら日本、そして日本のみなさんへの敬意を表したから。あなたを誇りに思います」と真摯に述べた。

本作は、昨秋以降の世界的金融危機を背景に資本主義を批判したマネー・ドキュメンタリー。ムーア監督は「みなさま方と一緒に観ます。日本で観る初めての映画になります」と言って舞台あいさつを締めくくると、劇場後方席へ向かい、自作を鑑賞した。

『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』は12月5日(土)、TOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 梅田にて限定公開、2010年1月9日(土)より全国にて公開。

《text:Yoko Saito》

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