石黒英雄、胸に秘めたコンプレックスを吐露? 『彼岸島』トークイベント
現在ヤングマガジンに連載中で、累計420万部を突破した、人気コミックの映画化『彼岸島』。来年1月9日(土)の公開に先駆けて、12月9日(水)にレビュアーを集めての本作の試写会が開催され、主演の石黒英雄を迎えてのトークショーが行われた。
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10月に行われた韓国・釜山国際映画祭での公式上映や、大阪での試写会や座談会など、精力的に各地を回ってきた石黒さんだが、地域によって異なる観客の反応を楽しんでいる様子。この日も観客から多くの質問が寄せられ、撮影話に花を咲かせていた。出来上がった作品の印象を尋ねられた石黒さんは、「実は現場はもっと壮絶だった」と1年前の撮影をふり返り、「島での撮影は、60〜70人のキャスト・スタッフ全員でサバイバル生活をしていたのですごく大変でした。島にある旧日本軍の要塞は、車が通れないような場所が多かったので、撮影で疲れていても30、40分くらい歩いて宿まで帰らなければならないのが辛かったです。あと、ご飯はほとんど魚でした。『今日のご飯は何?』と聞くと、『わからん。いまから釣ってくるから』と言われました(笑)」と普段とはひと味違った体験を明かした。
本作は、主人公・明(石黒さん)が行方不明になった兄を探しに仲間と共に彼岸島と呼ばれる孤島でサバイバルするストーリー。主人公・明役との共通点を聞かれた石黒さんは、「いままでの出演作の中で一番共感できた役」と話し、「自分にもお兄ちゃんがいるのですが、そのお兄ちゃんに対してのコンプレックスは自分もありました。いつもお兄ちゃんは完璧で、みんなの憧れの的で、モテていました。お兄ちゃんが中学を卒業して僕が中学に入学すると、『石黒Jrがやってきた』と学校中のうわさになったのですが、みんなに『全然カッコよくない』と言われ、その日はずっとお兄ちゃんのことを睨んでました(笑)」と兄弟ならではの苦いエピソードも。劇中の兄役の渡辺大とは、「ずっと同じ部屋で、本当の兄さんのように仲良くなりました」とか。
また、早くも続編が期待されている本作。現在連載中の原作では、主人公の明が全裸になって戦うシーンがあるが、もしこれが実写化されたら? との問いに石黒さんは、「僕も全裸で? 確実にモザイク入れる必要がありますよね(笑)?」と少し困惑気味。さらに、壮絶な撮影の様子が伝わる劇中の衣裳が登場したが、なぜかポケットの中にはのど飴が…。曰く「現場で用意してくれたお菓子をポケットに入れて持っていく癖があるんです」と微笑ましい一面を明かし、観客を和ませた。
『彼岸島』は1月9日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。