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シネマカフェ的海外ドラマvol.137 女子にはたまらない、キュートな色・色・色

「むかーしむかし」とでも言い出しそうな口調のナレーションが印象深く、ほのぼのした雰囲気やちょっぴりヘンテコなキャラクターたちも魅力的な「プッシング・デイジー」。ラブ・ファンタジーとしての側面に注目した前々回、サスペンス・ミステリーとしての側面に注目した前回に続き、今回は「プッシング・デイジー」の中に広がる独特の映像世界をフィーチャーしていきます。

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「プッシング・デイジー 〜恋するパイメーカー〜」 -(C) 2010 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
「プッシング・デイジー 〜恋するパイメーカー〜」 -(C) 2010 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
  • 「プッシング・デイジー 〜恋するパイメーカー〜」 -(C) 2010 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
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  • 「プッシング・デイジー 〜恋するパイメーカー〜」のヘアスタイルを手がける徳永優子さん
  • 「プッシング・デイジー 〜恋するパイメーカー〜」 -(C) 2010 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
  • 「プッシング・デイジー 〜恋するパイメーカー〜」 -(C) 2010 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
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「むかーしむかし」とでも言い出しそうな口調のナレーションが印象深く、ほのぼのした雰囲気やちょっぴりヘンテコなキャラクターたちも魅力的な「プッシング・デイジー」。ラブ・ファンタジーとしての側面に注目した前々回、サスペンス・ミステリーとしての側面に注目した前回に続き、今回は「プッシング・デイジー」の中に広がる独特の映像世界をフィーチャーしていきます。

本編をご覧になった方には納得いただけることと思いますが、「プッシング・デイジー」の世界はとにかく色! 色! 色! 赤、青、黄色、緑などなど、ありとあらゆるカラーがふんだんに使われ、ビビッドでポップなカラーミックスの映像ワールドが出来上がっています。では、どんなところに色たちが使われているかと言いますと、まず女子の衣裳は当たり前。チャック、オリーヴら、ネッドを取り巻く女性たちが着こなすファッションは、柄ものから鮮やかな単色のものまで、思わず「欲しい!」と声を上げてしまうほどのキュートさ。チャックが事件捜査を手伝うときの女探偵ファッションなど、遊び心とクラシック映画から抜け出てきたようなキメキメ感が素敵な装いも多く、おとぎ話風の世界観にマッチしています。

また、色たちが目を引くのはファッションだけでなく、セットデザインも同様。ネッドのパイ屋さんから彼らの自宅、はたまた事件が巻き起こる現場まで、殺風景なんて言葉の合うセットはひとつもなし! 綺麗な壁紙が張られた壁やソファ、ベッドなどにはお花模様が舞い、アパートのキッチンやお店のテーブルにはギンガムチェックのクロスが。それぞれの建物の外観に至っては、『シザーハンズ』か“こえだちゃん”か? という可愛らしさです。『シザーハンズ』を例に挙げましたが、同じティム・バートン監督の作品で、やはり色づかいが美しかった『ビッグ・フィッシュ』のプロデューサー、ブルース・コーエンとダン・シンクスは「プッシング・デイジー」の製作総指揮の一員。彼らはピンクに身を包んだレニー・ゼルウィガーが印象深い『恋は邪魔者』やバラの花の赤が美しかった『アメリカン・ビューティー』の製作も手掛けています。そんな彼らと共に製作総指揮を務め、シリーズの方向性を決める重要な第1〜2話のエピソード監督を担当した映画監督バリー・ソネンフェルドはエミー賞で監督賞を受賞。『アダムス・ファミリー』や『メン・イン・ブラック』のシリーズを手がける彼の作品にもまた、ポップな味わいがあります。

ところで、エミー賞と言えば、本作でヘアスタイリング賞にノミネートされたのは日本の徳永優子さん。ハリウッドで活躍する徳永さんにお話を伺いました。「各キャラクターのヘアスタイルを手掛ける際の全体的なコンセプトは、時代物ヘアからモダンまで幅広く取り入れながらもどこか昔風。衣装が変わるごとに、念入りな打ち合わせをしてヘアスタイルを決めます」。「どこか昔風」というコンセプトは、やはり「むかーしむかし」が似合いそうな「プッシング・デイジー」の映像世界ならでは? ぜひヘアスタイルにも注目してみてください。ちなみに、徳永さんは3月から日本放送が始まる「キャッスル 〜ミステリー作家は事件がお好き」のヘアスタイルも担当されています。



「プッシング・デイジー 〜恋するパイメーカー〜 <ファースト・シーズン>コレクターズ・ボックス」(5枚組・全9話)
価格:9,800円(税込)
発売中

「プッシング・デイジー 〜恋するパイメーカー〜 <セカンド・シーズン>コレクターズ・ボックス」(6枚組・全13話)
価格:9,800円(税込)
発売日:2月24日(水)

発売・販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ

公式サイト:http://pushing-daisies.jp/

© 2010 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

KC Stylist公式サイト
www.kcstylist.jp/
《渡邉ひかる》

映画&海外ドラマライター 渡邉ひかる

ビデオ業界誌編集を経て、フリーランスの映画&海外ドラマライターに。映画誌、ファッション誌、テレビ誌などで執筆中。毎日が映画&海外ドラマ漬け。人見知りなのにインタビュー好き。

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