リストラからの奇跡! G・クルーニーのオスカー候補作のエンディング曲が話題に

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『マイレージ、マイライフ』 -(C) 2009 DW STUDIOS L.L.C and COLD SPRING PICTURES. All Rights Reserved.
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ジョージ・クルーニー主演のアカデミー賞5部門6ノミネートを果たした『マイレージ、マイライフ』。本作のエンドロールで流れる、原題と同じ「Up In The Air」というエンディング曲を高音の息が交じった声で歌っているのは、ケヴィン・レニックという男。この曲と彼の存在が、劇中の物語、そして映画のテーマともあいまっていま、全米で大きな話題を集めている。

本作は、1年のうち、322日を出張で家から離れて過ごし、「バックパックに入らない荷物はいっさい背負わないこと」を人生哲学とする主人公が、自分と同じく出張であちこちを飛び回っている女性との出会いをきっかけに、変化していくさまを描いた人間ドラマ。ジョージ・クルーニーが演じるこの主人公の職業は“リストラ宣告人”なのだが、ケヴィン・レニック自身、リストラをきっかけに夢をつかんだ男なのである。

一昨年、52歳の秋にレニックは長年にわたって校正係として勤めていた広告代理店からリストラされてしまう。彼はそこで、若年の頃から持っていたシンガーソングライターになるという夢の実現を決意する。52歳でミュージシャンへの転向など、多くの人が無謀と思うだろうが、運命の女神は彼を決して見捨てなかった。彼は、大学の講義の場で本作の監督ジェイソン・ライトマンと出会い、この「Up In The Air」のオリジナル曲を収録したカセットテープを手渡し、自らの境遇を監督に語って聞かせた。映画のテーマ、価値観を反映した彼の曲は、何と監督に渡されたカセットテープそのまま、オリジナルのバージョンが映画でも使われることが決まったのだった。

このエピソードは、CBSのEvening Newsやワシントンポスト紙でも取り上げられ反響を呼び、彼のCDデビューも決定した。レニックは現在の状況について「作詞作曲というのは、途方もない大きなチャレンジであると同時に、非常にやりがいのあるものだと思います。でも、妙な感じです。私は初めて、いままでとは反対の立場にいるからです。自分が質問する側ではなく、人が私の音楽を調べ、私にインタビューするんですから! これはシュールな体験ですよ」とコメント。さらに「私はこの映画が大好きです。そして、私の歌とこの映画のテーマの共通性に感激しています。私の音楽のためにドアを開けてくれたジェイソン・ライトマンには感謝していますし、この素晴らしい映画の一部になれたことをとても光栄に思っています」と作品への賛辞と監督への感謝を語っている。

まさに現代のアメリカンドリームを体現した彼の歌声もこの映画を観る上での楽しみと言えそうだ。

『マイレージ、マイライフ』は3月20日(土)よりTOHOシネマズ シャンテほかにて公開。

特集:2010アカデミー賞
http://www.cinemacafe.net/special/oscar2010/
《text:cinemacafe.net》

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