本家オスカーを控え激戦、混戦! 英国アカデミー賞で『ハート・ロッカー』6冠

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『シングル・マン』(仮題) -(C) 2009 Fade to Black Productions, Inc. All Rights Reserved.
  • 『シングル・マン』(仮題) -(C) 2009 Fade to Black Productions, Inc. All Rights Reserved.
3月7日に発表されるアカデミー賞のゆくえを占う上でも非常に重要な意味を持つ英国アカデミー賞(BAFTA)が発表! ここまでの賞レースで『アバター』の対抗馬として注目を集めているキャスリン・ビグロー監督の『ハート・ロッカー』が作品賞、監督賞を含む6部門を制した。

例年、本家アメリカのアカデミー賞と受賞作品・俳優が重なることが多いBAFTA。今年はオスカー大本命と言われ、先のゴールデン・グローブ賞も制した『アバター』、オスカー・ノミネーションではその『アバター』と並ぶ9部門に名を連ねている『ハート・ロッカー』、そしてオスカー3部門ノミネートの『17歳の肖像』がこのBAFTAでは8部門ノミネートで肩を並べていたが、ふたを開けてみると『ハート・ロッカー』が、作品賞に女性監督としては初となる監督賞、さらに編集賞、オリジナル脚本賞、音響賞、撮影賞の6部門で受賞し圧勝という結果となった。

『アバター』はオスカーでも“鉄板”と見られる特殊視覚効果賞(※アメリカのアカデミー賞では視覚効果部門)、そしてプロダクトデザイン賞の2部門受賞にとどまった。

そのほかの主要部門では、『17歳の肖像』主演のキャリー・マリガンがガボレイ・シディビー(『プレシャス』)、メリル・ストリープ(『ジュリー&ジュリア』)らライバルを退け見事栄冠に輝いた。授賞式ではこれまでのブラウンのショートヘアからブロンドに“変身”して登場したキャリーは興奮さめやらぬ表情で受賞の喜びを語ったが、受賞スピーチ直後のインタビューの途中で「信じられない! (スピーチで)監督のロネ・シェルフィグにありがとうと言うのを忘れてしまったって、たったいま気づいたわ!」と驚いた表情を浮かべ「ごめんなさい。ロネは本当に素晴らしく、楽しい監督よ」とコメント。このお茶目なコメントを2週間後にハリウッドでも聞きたい気も…。

主演男優賞は、ヴェネチア国際映画祭で最優秀主演男優賞を受賞し、オスカーにもノミネートされているコリン・ファースが、カリスマ・デザイナー、トム・フォードの初監督作品『シングル・マン』(仮題)での演技で栄誉を手にした。

助演男優賞はこれまでの賞レースでこの部門のトップを走り続けてきたクリストフ・ヴァルツ(『イングロリアス・バスターズ』)が“順当に”受賞。これでオスカーも当確と言えるか? 助演女優賞も、これまた作品(『プレシャス』)と共に非常に高い評価を受けているモニークが受賞となった。

本家アカデミー賞では作品賞候補にも名を連ねている『カールじいさんの空飛ぶ家』はアニメーション映画賞を受賞。賞レースを賑わしている作品の中では、ジョージ・クルーニー主演の『マイレージ、マイライフ』が脚色賞を受賞した。

また、賞レース以外に目を向けるとデヴィッド・ボウイの息子としても知られるダンカン・ジョーンズ監督が『月に囚われた男』新人監督賞を獲得したほか、映画界、TV界への功績を讃えるアカデミー・フェローシップ賞にはヴァネッサ・レッドグレイヴ。新進俳優を対象に一般投票で決定されるライジング・スター賞にはクリステン・スチュワートが輝いた。

これらの結果が本家アカデミー賞でも反映されるのか? はたまたまだまだひっくり返る余地はあるのか? 賞レース最終章はまもなく! アカデミー賞発表は3月7日。

特集:2010アカデミー賞
http://www.cinemacafe.net/special/oscar2010/

写真はコリン・ファースが主演男優賞を受賞した『シングル・マン』(仮題)。
《text:cinemacafe.net》

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