名探偵ホームズに天才科学者…ヒーロー役続くダウニー・Jr.の素顔はちょいワル?

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『シャーロック・ホームズ』 -(C) 2009 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED
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世界一有名な名探偵の活躍を描いた『シャーロック・ホームズ』がまもなく公開を迎えるが、ホームズの助手・ワトソン役のジュード・ロウが先日、単身来日した際に「これまで出会った中で最も面白い人」と称したのが、ホームズを演じたロバート・ダウニー・Jr.。本作に続き、世界的ヒットとなったアクション大作の続編『アイアンマン2』が6月に公開されるなどめざましい活躍を見せているが、彼のこれまでの俳優人生には“紆余曲折”という言葉がぴったり当てはまる。天性の演技力を持つと同時にちょっぴりワルな香りを漂わすこの男。本作『シャーロック・ホームズ』をめぐる彼の言動、姿勢からもその素顔が垣間見える。

まず、ロバート・ダウニー・Jr.と言えば、『レス・ザン・ゼロ』('87)での、上流階級でありながらもドラッグに溺れ、堕ちてゆく青年役で鮮烈な印象を残し、その後も喜劇王チャップリンの生涯を描いた『チャーリー』('92)の演技が絶賛され、オスカー主演男優賞にノミネートされるなど順調なキャリアを築いていった。だが「天才」と呼ばれた多くの俳優がそうであったように、私生活での様々な問題がキャリアにも影を落とす形で、徐々に華やかな表舞台から姿を消していく…。だが、世紀をまたいで俳優という“天職”に復帰。デヴィッド・フィンチャー監督作『ゾディアック』ではアルコール依存症の記者役で卓越した演技力を見せ人々を唸らせ、『アイアンマン』で、天才科学者であり会社経営者でもあるトニー・スタークという当たり役にめぐり合い、『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』ではオスカー助演男優賞ノミネートと完全復活を果たした。

そして今回、鬼才ガイ・リッチーの誘いを受けて名探偵を熱演。本作に出演するに当たり、長編4作と短編56作を読み込んだという。今回ダウニーが体現した、アクティブなホームズ像について“これまでにないホームズ”との評も聞こえるが、原作をじっくりと読み込んだ彼の弁によると「ホームズを描いた人気TVシリーズや映画は彼を忠実に描いていないことに気付いた」と真逆のコメント。彼は原作小説におけるホームズについて「(これまでの映像作品より)もう少し自由で奇抜な人物として描かれていた」と語り、「だから、みんなで原作に立ち返り、ドイルが描くホームズ、ワトソン、アドラーの会話や、冒険、好き嫌いについて情報を分析した。以前映像化された作品よりも、原作に忠実であることを心がけながら再現したんだ」とその役作りの一端を明かしている。

無精ひげを残し、やや物憂げな雰囲気を漂わせる天才肌の名探偵。ヒーローでありつつも、どこかちょいワルな感じはまさに、紆余曲折を経てスターダムに返り咲いたこの天性の演技派だからこそ表現できたと言えるかも。本作でダウニー・Jr.は見事、ゴールデン・グローブ賞のミュージカル・コメディ部門の主演男優賞を獲得。マット・デイモンやダニエル・デイ=ルイスといった実力派との競合の末の受賞となったが、そのときのコメントは「誰も僕の味方をしてくれていないと思っていたよ。でも、僕はいつだって狙っていたよ!」と何とも彼らしいユーモアにあふれている。一見、“ヒーロー”などとは縁遠そうなのに(?)、次々と新たなヒーロー像を次々と打ち立てるこの男からやはり目が離せそうにない。

『シャーロック・ホームズ』は3月12日(金)より丸の内ルーブルほか全国にて公開。
《text:cinemacafe.net》

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