【シネマモード】変装しても美人は美人。『ソルト』

最新ニュース

『ソルト』ジャパン・プレミアに登場した際のアンジー photo:Yoko Saito
  • 『ソルト』ジャパン・プレミアに登場した際のアンジー photo:Yoko Saito
  • 『ソルト』来日記者会見時のアンジー
  • 『ソルト』-(C) 2010 Sony Pictures Digital Inc. All Rights Reserved.
来日の熱狂も冷めやらぬ、アンジェリーナ・ジョリー。ブラピにはお留守番を言いつけて(そんな感じでしょ?)、子供たちを引き連れ、肝っ玉母さんぶりを発揮しているかと思えば、着ていたのは黒のマイクロミニ・ワンピース。27日(火)に行われた会見でも、上下ブラックのスーツ姿。役柄のようにミステリアスで危険な女の香りも漂わせておこうといったところでしょうか。

最初にアンジェリーナ・ジョリーの最新作が『ソルト』というタイトルであると聞いたとき、てっきり塩に関係する話だと思いましたが、物語は塩とは何の関係もありません。あまりにもタイムリーな、美人すぎるロシア人スパイのお話です。冷戦時代に実在したとされるエリート・スパイ養成学校の話に着想を得たもの。計画のために、何十年もアメリカ人としてアメリカ社会に潜伏するという気の長いスパイたちが登場します。

スパイ映画といえば、気になるのは主人公の変装ぶり。ロシアのスパイだと疑われたCIA分析官に扮するアンジーは、今回、ヘアスタイルを変えること2回。ロングのブロンドからブルネットへ、そしてショートカットへ。でも、アンジーの顔を良く知っている観客からしてみれば、どのヘアスタイルでもアンジーはアンジー。そこで、よく海外のドラマで登場する“髪の色を変える”ことが、本当に変装になるのかを考えてみました。髪の色は確かに印象を大きく変えるものです。少し明るい色に染めただけで、ちょっと軽やかな印象になることは多くの人がご存知の通り。似合う服も変わってしまうことだってあります。でも、だからといって本人かどうか分からないほど、相手の目を欺くことができるものなのでしょうか。

海外では、誰かを捜索するときに、髪、肌、目の色を情報とします。これは、出身地や文化背景の違う人々が多く住む国ならではのこと。でも、肌の色は別として、髪、目の色は簡単に変えられる現代。色はあまりアテにできない時代になりました。とはいえ、どんなに逃亡者が変装しても(ときには整形しても)見つかるときは見つかります。人間の目というのは不思議なもの。侮れないものですね。劇中でも、主人公を良く知るCIA分析官は、変装したソルトをいとも簡単に見分けてしまいます。つまり、変装やヘアカラーにはあまり効力がないということなのでしょうか。

そんな『ソルト』のPRのため、7月26日(月)に来日したアンジーですが、ちなみに、素の彼女のヘアスタイルは、劇中でロングスタイルだったときと色違い。グラデーションありのロングの茶髪に長めの前髪。この際ですから、思い切りイメージチェンジして、ショートカットなどで登場してくれても面白かったのですが。ただ、例えそれでも、私たちは彼女を見分けることができるはず。しかも、アンジーほどの美人ならば、人目を引いてしまうこと必至。人々の覚えも良いから、彼女のような華のある人はスパイには向かないのは確か。スパイならば目立たないことが基本だと、モニカ・ベルッチ主演の『スパイ・バウンド』では言っています。アンジーにしてもモニカにしても、目立たない女の対極にあると思うのですが、やはり美人スパイでないと話が面白くないのでしょうか。

先日、現実世界で起きたロシア美女スパイ、アンナ・チャップマンの事件について、とある配給会社の担当者(男性)と話をしていたところ、「あのスパイ、全然美人じゃないのに、どうして美人スパイって言われているんだろう」とポツリ。好みの問題でしょうが、同意したい気持ちもありました。「やはりマスコミとしては、面白さを倍増させるため、そこそこの人ならば“美人”と装飾しちゃうんでしょうね」と返しておきました。現実には誰もが唸るような美人スパイ、イケメンスパイなんて機能できないのかもしれませんね。



『ソルト』特集
http://www.cinemacafe.net/ad/salt/
《text:cinemacafe.net》

関連ニュース

今、あなたにオススメ
Recommended by

特集

page top