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今年は村上春樹イヤー? 「パン屋再襲撃」がキルステン・ダンスト出演で映画化!

村上春樹の短編小説「パン屋再襲撃」がキルステン・ダンストをキャストに迎えてショートムービーとして映画化され、10月末に開催されるショートフィルムの特別上映会「フォーカス・オン・アジア」にて上映されることが決まった。

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村上春樹の短編小説「パン屋再襲撃」がキルステン・ダンストをキャストに迎えてショートムービーとして映画化され、10月末に開催されるショートフィルムの特別上映会「フォーカス・オン・アジア」にて上映されることが決まった。

今回の催しは、日本発のアジア最大級の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア」と東京国際映画祭の連動企画として東京都写真美術館にて開催されるもの。その中でこの『パン屋再襲撃』がワールド・プレミア上映される。

原作は、村上春樹による短編小説で、1986年に刊行された短編小説集の表題作にもなっている。“再襲撃”とあるように、元々、「パン」というタイトルで短編小説集「夢で会いましょう」(冬樹社刊)に収録(※後に文庫化の際に「パン屋襲撃」に改題)された作品の続編にあたり、深夜に耐えがたい空腹に襲われた夫婦が主人公。夫の“僕”はかつてパン屋を襲撃し、失敗した経験があり、妻はその“呪い”を解くべくいま一度、パン屋を襲うべきだと主張し夜更けに2人はタイトルそのままにパン屋再襲撃を目論む。

この、少しシュールな展開の短編小説をガエル・ガルシア・ベルナルとディエゴ・ルナの出演作『ルドandクルシ』でメガホンを取り、『天国の口、終りの楽園。』の脚本を手がけたメキシコ人監督カルロス・キュアロンが映画化! 『スパイダーマン』シリーズ、『マリー・アントワネット』のキルステン・ダンストと『ハート・ロッカー』のブライアン・ジェラティが出演しており、そのビジュアルも到着した。

このたび、キュアロン監督の来日も決定! 10月31日(日)には、キュアロン監督と本作のプロデューサーを務めたルーカス・アコスキン氏を講師に迎えてショートフィルム制作とメキシコ映画についてのワークショップも開催されることが決定した。

今年は村上さんの小説の映画化作品が目白押し! 村上さんの代表作である大ベストセラー長編小説を映画化した『ノルウェイの森』に加え、阪神淡路大震災をモチーフに発表された短編小説を、舞台をL.A.に移して海外スタッフ、キャストで映画化した『神の子どもたちはみな踊る』も公開されるなど、映画界に“村上春樹イヤー”到来? ショートフィルムという枠組みで、ちょっとシュールな村上ワールドがどのように映像化されているのか楽しみなところだ。

「フォーカス・オン・アジア」は10月28日(木)から31日(日)まで東京都写真美術館にて開催。
《シネマカフェ編集部》

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