ロバート・デ・ニーロの67歳の“変身” 仮釈放管理官と移民嫌いの議員の間で揺れる?

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『ストーン』  -(C) 2010 STONEBURGH PRODUCTIONS,INC
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  • 『ストーン』  -(C) 2010 STONEBURGH PRODUCTIONS,INC
  • 『マチェーテ』
名優ロバート・デ・ニーロの出演作品『ストーン』と『マチェーテ』が2週連続で日本で公開。ボクサーからマフィアまで様々な役柄に“変身”してきたデ・ニーロだが、『マチェーテ』では移民嫌いの上院議員を、そして『ストーン』では“仮釈放管理官”という耳慣れぬ職業の男を演じている。全く対応の違う作品ながら緻密な役作りを行い、豪華共演陣との“演技対決”を見せてくれている。

先日公開されたばかりの『ストーン』で演じている“仮釈放管理官”という仕事は、服役中の受刑者が仮釈放できるかを審査すること。無期刑せ服役している場合は10年以上、有期刑の場合、刑期の3分の1以上の期間服役している者で、悔悟の情が認められる、更生の意欲が認められる、再犯の恐れがない、などといったいくつかの条件に照らし合わせながら釈放の可否を判断しなくてはいけない。本作ではエドワート・ノートン扮する服役中の囚人・ストーンが、管理官のジャックに何とかこの審査に手心を加えてもらおうと画策。そこで、ミラ・ジョヴォヴィッチが演じる美しい妻にジャックを誘惑させる。ここから運命の歯車は思わぬ方向へと3人を導くのだが、ここでの演技合戦が見どころ! 本物の服役中の囚人に脚本を見せ、話を聞いたというエドワードに、代表作の『バイオハザード』シリーズとは全く異なる役柄で新境地を開いたミラ。そしてデ・ニーロは、誘惑に負けて色に溺れる老境の男を見事に体現している。

一方の『マチェーテ』はそもそも役柄以前に映画のジャンル自体が全く異なる作品。ロバート・ロドリゲスが2007年に監督した『グラインドハウス』で使用された偽予告編を実際に映画化したもの。ダニー・トレホ演じる主人公・マチェーテが、麻薬王のトーレス(スティーヴン・セガール)に脅される形である議員の暗殺を実行しようとするが、実はそれは罠で、彼は暗殺未遂犯として追われる立場に。無実を証明し、陰謀を暴こうとするマチェーテの戦いが“派手に”展開する。ここでデ・ニーロが演じているのは、トーレスと組んでマチェーテを罠にはめる上院議員で、移民嫌いの悪徳野郎・マクローリン。『ストーン』の管理官とは180度異なる、銃を両手に握り、いい年をして野望にあふれたギラギラの男を演じている。

デ・ニーロ自身は今年で67歳。同じ年にこの全く異なる作品で2つの役柄をこなしていることには改めて驚かされる。自分よりも幾世代も若い俳優陣の演技をガッチリと受け止めている。

老境に入って誘惑に揺れる男とそもそも野望に満ちあふれた悪徳議員…観るならどっち? まだまだ衰えることのないデ・ニーロの役者魂をとくとご覧あれ!

『ストーン』は銀座シネパトスほか全国にて公開中。『マチェーテ』は11月6日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。
《text:cinemacafe.net》

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