『相棒−劇場版II−』川原和久×山中崇史が明かす捜査一課の秘密(?)と魅力

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『相棒−劇場版II−』 川原和久×山中崇史
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主役が引き立つ理由は、主役自身の実力・人気・オーラはもちろん、脚本・監督などいろいろあるが、魅力的なバイプレイヤーがいるからこそというのも一理ある。10周年を迎える国民的ドラマ「相棒」にもそんな愛すべきサブキャラクターが数多く揃っている。鑑識課の米沢守や組織犯罪対策部の角田六郎、刑事部捜査一課の伊丹憲一や芹沢慶二たち──。そこで特命係の杉下右京(水谷豊)と神戸尊(及川光博)にいつも事件解決を持っていかれてしまうが、実は熱血刑事! という伊丹役の川原和久と芹沢役の山中崇史に、新作の映画『相棒−劇場版II−』について話を聞いた!

──特命係と捜査一課とのやりとりは、回を増すにつれて面白くなっていますね。

川原:事前に相談して、シーンややりとりを作るというのは一切ないんですよ。

山中:面白くなればいいなという(個人的な)思いはありますけどね。

川原:たとえ3人で相談して何かを作ったとしても、次の回に引き継がれなければ逆に邪魔な設定になってしまいますから、いつもニュートラルな状態にしています。ただ、現場で「このシーンでちょっと叩いていい?」とか物理的な動きの相談は、もちろんしますよ。

山中:そういう動きが自然にできるようになっているのは、ドラマ初期から変わらないメンツで続けてきたからこそ。それが世間で言う面白さに繋がっているのかもしれないですね。

──捜査一課には伊丹・芹沢のほかに、三浦(大谷亮介)・陣川(原田龍二)も在籍。特命係に負けず劣らず捜査一課のコンビネーションもいいですよね。今日は大谷さんと原田さんはご一緒ではないですが…。

川原:三浦刑事はもうすぐ定年なので、今日は有給休暇を取って探偵の仕事をしているはずです(笑)。

──そうなんですか(笑)。定年してしまうと鑑識課の米沢さんのようにスピンオフ『鑑識・米沢守の事件簿』狙えないですよね。てっきり捜査一課の面々もスピンオフを狙っているとばかり…。

川原:(キッパリと)それは、ないですよ。

山中:その質問、ほんとによく聞かれるんですよね。

川原:柳の下にドジョウは2匹いないんですよ…。

山中:川原さんのこのセリフ、これまで何度聞いたことか。

川原:ほんと、もう使い果たしましたよ、このセリフ(笑)。

山中:でも、僕はその質問を聞かれると「もし、(チャンスを)いただけたら、死ぬ気でやります(笑)!」と答えていますけどね 。

──聞かれるということは、それだけ多くの人に愛されているキャラクターだということですよね。2人にとって今回の『相棒−劇場版II−』の面白さはどこにあると思いますか?

川原:前回が(アクション満載の)“動”であったのに対して、今回は“静”の深い部分を攻めていて、「なるほど、そう来るのか…」というのが、脚本を読んだときの感想。今回は国家権力が相手なので、地方公務員にあたる僕ら刑事たちは、なかなか触れられない世界の話だなと思いました。

──警視庁内部で籠城事件勃発ですものね。しかも大きな陰謀が明らかに…。

山中:そして、ああいう結末ですからね。本当に驚きましたよ。一体どうなっちゃうんだろう…と。それでも僕らはいつものように、僕らなりに事件を解決しようとするんですけど、なにせ捜査一課では踏み込めない部分が多すぎて(苦笑)。

──そんな苦労がありながらも、長く刑事を演じているからこそ分かる「相棒」ならではの刑事らしさってどんなところだと思いますか?

川原:あまり拳銃を使ったことがないということですね。杉下右京が拳銃や武器を嫌う人物だからというのが理由のひとつではあると思うんです。僕らが子供の頃に見ていた刑事ドラマは、爆破があったり銃撃戦があったり派手で格好よかった。それと比べると明らかに『相棒』は違いますよね。フィクションだけれどリアルに近いというか…。

山中:『相棒』のスタッフ、キャストが思っているそのリアルというのは、心の動きはリアルに感じてやっていこうということでもありますね。

川原:リアルと言えば、この(胸元の)バッチは遅ればせながら今回から付けているんです。実際の捜一の刑事さんは昔から付けているらしいですよ。

──また、ドラマや映画ではそれほど明らかになっていないけれど、実はこんな特技があるとか、こんな過去があるとか、伊丹と芹沢の裏ネタが知りたいです!

山中:ありますよ(笑)。芹沢には彼女がいて、付き合ってかれこれ3年? 2年? になるんですが…。

川原:生々しいなぁ(苦笑)。それ、自分のことなんじゃないの?

山中:ははは(笑)。とにかく、台本に彼女がいると書かれていて、芹沢に彼女がいるというのが明らかになってから、芹沢は随分と変わるんです。だから、芹沢という男は彼女の影響を受けるタイプなんじゃないかなと分析していて。まあ、僕自身もそうかもしれないですけど(笑)。あと、芹沢は島根出身で大学を卒業して警視庁に入るわけですが、この9年で随分とあか抜けたなと思うわけです。

川原:この話、けっこう長くなりますよ(笑)。

山中:…で、ネクタイを変えたり、スーツの形とか髪型とか、ちょこちょこ変わっている。彼女ができる前の芹沢はかなりやぼったいですからね。

川原:たしかに、シーズンごとに髪型は違うよね。

山中:けっこうマイナーチェンジをしているんですよ。ちなみに、僕は「シーズン1」の第1話で芹沢ではない別の役で出させてもらっていて、それが最初で最後だと思っていた。そうしたら「シーズン2」で芹沢という役をもらい…。こんなに長く続くとは夢にも思っていなかったですね。

川原:僕は裏ネタはあまりないけれど、伊丹は感情表現が下手な人間だとは言い続けていて。それは若干自分と重なるかなと(笑)。

──プチ情報ありがとうございます。最後に「相棒」初心者に向けて、伊丹と芹沢のここが愛すべきキャラクターだというアピールを!

川原:そうですね。伊丹という刑事を演じて9〜10年経ちますが、最近、再放送で昔のドラマを見る機会があって、昔の伊丹は全然(性格に)丸みがなくてキツイ一辺倒だったなと。で、10年やってきて思うのは、伊丹も進化したなーと。あと昔から不器用だけど正義感だけは確実にある男なんです!

山中:特命係だけではなく、捜査一課も事件を解決するために誠実に真面目に仕事をしている、それをスクリーンから感じてもらえたら嬉しいですね。面白さの合間に見せる一瞬の真面目さ、そこに観客の女の子が「キュン!」としてくれればいいかなと(笑)。

川原:女の子だけでいいのか?

山中:女の子も男の子も…ですね(笑)。



特集「『相棒—劇場版II—』初心者のための『相棒』講座」
http://www.cinemacafe.net/ad/aibou/
《text:Rie Shintani》

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