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『グリーン・ホーネット』セス・ローゲン×ジェイ・チョウ 2人が憧れるヒーローは…

ダメダメお坊ちゃま社長ブリット・リードとクールなお抱え運転手カトーが、ロスの街に出没する“グリーン・ホーネット”となって悪者たちをやっつける! 3D公開で話題沸騰中の『グリーン・ホーネット』は、鬼才ミシェル・ゴンドリー監督による斬新な映像と主演俳優セス・ローゲン&ジェイ・チョウの凸凹コンビが大きな魅力。そこで、公開直前に来日したセス&ジェイを直撃し、“『グリーン・ホーネット』が面白いワケ”を探った。

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『グリーン・ホーネット』セス・ローゲン×ジェイ・チョウ インタビュー photo:Toru Hiraiwa
『グリーン・ホーネット』セス・ローゲン×ジェイ・チョウ インタビュー photo:Toru Hiraiwa
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ダメダメお坊ちゃま社長ブリット・リードとクールなお抱え運転手カトーが、ロスの街に出没する“グリーン・ホーネット”となって悪者たちをやっつける! 3D公開で話題沸騰中の『グリーン・ホーネット』は、鬼才ミシェル・ゴンドリー監督による斬新な映像と主演俳優セス・ローゲン&ジェイ・チョウの凸凹コンビが大きな魅力。そこで、公開直前に来日したセス&ジェイを直撃し、“『グリーン・ホーネット』が面白いワケ”を探った。

互いの存在を認識するなり意気投合し、ケンカするほど仲の良い相棒同士と化していくブリットとカトーだが、演じるセスとジェイもいまや大の仲良し。ブリット&カトー同様、打ち解けるまでに時間はかからなかったそうで、「リハーサルの期間中に台本の読み合わせをしたのだけど、すぐにジェイとは気が合うことがよく分かった」とセスが言えば、「たしかに言葉の壁もあったけど、僕たちの間には暗黙の了解のようなものがあった。セスは僕のことをいつも“クールな奴”と言ってくれていたけど、僕はクールな格好をしているだけで本当はクールじゃない(笑)。そういった本質の部分がお互いに分かってきて、仲良くなれたんじゃないかな」とジェイも笑う。

ちなみに、どうやって言葉の壁を乗り越えたかと言うと、「僕はジェイがたとえ分かっていなくても、分かっていると思い込んで喋り続けた」と強硬手段(?)に出たセス。そんなセスに対し、ジェイも「分かっているふりをするのは上手いよ。役者だからね、僕は(笑)」と、これまた大胆不敵な方法で応えたようだ。絶妙な間合いが楽しいブリットとカトーの会話は、こんなところから生まれたのかもしれない。

今回、主演だけなく製作総指揮と脚本も担当しているセスは、ジェイをカトー役に抜擢した張本人。自分にとって大切な相棒となる役どころに、ジェイを起用した理由を聞いた。
「キャスティングの理由は、ひと目見て彼が面白い奴だと分かったし、気が合うとも感じられたから。もちろん、ジェイはどこからどう見てもクールだしね。彼は間合いを取るのが上手くて、そこからユーモアが生まれるんだ。みんなが知っているように、カトーはかつてブルース・リーが演じた役だけど、ブルース・リーとは全く違う個性を彼が持っていたのもよかったと思う。ジェイならではのカトーが出来上がったからね」。

セスの話からも分かるように、『グリーン・ホーネット』はラジオドラマ、映画、コミック、TVドラマとして親しまれてきた人気シリーズ。なかでも、ブルース・リー出演で60年代に放映されたTVドラマ版が有名だ。これについて、ジェイは「カトーは誰が演じるにしてもプレッシャーを感じずにはいられない役」と冷静に分析する。
「だって、あのブルース・リーが演じた役だからね。だから、僕はオリジナルのカトーに敬意を払った上で、新しい要素を取り入れるようにした。僕が演じたカトーはコーヒーも入れるし、ピアノも弾く。よりロマンティックなキャラクターになったんじゃないかな」。

たしかに、おいしいコーヒーを入れられるコーヒーメイカーを発明したかと思えば、得意の武術で敵を圧倒し、楽器も弾きこなしてしまうカトーはとってもクール。さらには、ありとあらゆるハイテクを駆使し、攻撃機能を搭載した武装車まで開発する“天才”なのだから、クールじゃないわけがない。そんなカトーを違和感なく演じられるジェイにセスも惚れ惚れしているようで、「ジェイは本当にクール!」と事あるごとに連呼するセス。これまでに『無ケーカクの命中男/ノックトアップ』ではキャサリン・ハイグルを妊娠させる青年を演じ、『スモーキング・ハイ』ではジェームズ・フランコと“ラブロマンス”を繰り広げ、美形共演者には慣れている(?)はずのセスだが、そんな彼でさえ大きな声で主張したくなるジェイの“格好よさ”とは何なのか。

だが、この質問に対し、セスは「ちょっと待って! 『パイナップル・エクスプレス』(原題)の邦題は『スモーキング・ハイ』なの!? そりゃいいや! ぶはははは」としばし大爆笑。気を取り直して再び聞くと、「そんなの見れば一目瞭然だろう? 今日のこの服(※写真参照)を着こなせるのはジェイしかいないね。キャサリン・ハイグルには到底無理だ」と断言。では、ここまで絶賛されたジェイはセスをどう思っているかと言うと、「普段のセスは隣の家に住んでいる大きなお坊ちゃまという感じ」。その真意は「すごく面白いし、ナチュラルだから」だそうで、互いに対する評価のコメントもどことなくブリット&カトーっぽいふたりなのだった。

ところで、映画のヒーローとなったセスとジェイにも憧れの存在はいるらしく、セスのヒーローは「ビル・マーレイが最高な『ゴースト・バスターズ』」、ジェイのヒーローは「アメリカでは『バットマン』。日本では『ドラえもん』」とのこと。ちなみに、ジェイは「フィギュアやオモチャやゲームが大好き」だそうで、ドラえもんグッズにも夢中になっている様子。「ドラえもんから『行け!稲中卓球部』まで、フィギュアが家にたくさんあるよ。友達の中に『行け!稲中卓球部』のキャラクターにそっくりの奴がいるんだ(笑)。あとは、『となりのトトロ』のネコバスも好き」と、クールなだけではないキュートな一面を覗かせた。

そんなジェイだが、『グリーン・ホーネット』を作り上げたいまなお、ひとつだけ無念なことがあるそうだ。
「いままでは映画を通して知っているだけだったキャメロンとせっかく共演できたのに、ラブロマンスにまつわるシーンがあまり描かれなかったこと。続編があるなら、ぜひ恋愛のシーンを増やしてほしいな」。

キャメロン・ディアス演じるブリットの美人秘書レノアは、ブリットからもカトーからも言い寄られる役どころ。日本語で「ザンネンデス…」と呟きながら、最後はやっぱり男の相棒よりロマンス相手の美女? なジェイと、その横で「ぶはははは」と豪快に笑うセスだった。

《photo:Toru Hiraiwa / text:Hikaru Watanabe》

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