吹越満、“血まみれ”園子温監督現場をふり返り「笑ったねぇ」

最新ニュース

『冷たい熱帯魚』初日舞台挨拶
  • 『冷たい熱帯魚』初日舞台挨拶
  • 『冷たい熱帯魚』初日舞台挨拶
  • 『冷たい熱帯魚』初日舞台挨拶
  • 『冷たい熱帯魚』初日舞台挨拶
  • 『冷たい熱帯魚』初日舞台挨拶
昨年、ヴェネチア国際映画祭やトロント映画祭で上映され、絶賛の嵐を巻き起こした「冷たい熱帯魚」がついに日本で公開。1月29日(土)に東京・テアトル新宿で初日舞台挨拶が行われ、メガホンをとった園子温監督をはじめ、吹越満、でんでん、黒沢あすか、神楽坂恵、梶原ひかり、渡辺哲が登壇した。

小さな熱帯魚店を営む社本(吹石さん)が、娘の起こした万引き事件をきっかけに、手広く熱帯魚店を経営する村田(でんでんさん)と出会い、若い後妻(神楽坂さん)や娘(梶原さん)と共に想像を絶する猟奇殺人事件に巻き込まれる。すでに欧州など世界10か国での公開が決定した本作は、過激な描写を理由にR18指定を受けている。

暴力に満ちた血まみれの撮影現場をふり返り、吹越さんは「人というのは、きっとバランスを取ろうとする本能があるんですね。現場がひどければ、ひどいほど顔はニコニコしてしまって」と不敵な笑み。「梶原さんは本当に鼻血を出してたし、神楽坂さんも首のあたりが青アザだらけ…笑ったねぇ」と愛する妻子の惨状にもはや“笑いしかない”ようだ。

一方、社本を不幸のドン底に陥れる村田を怪演したでんでんさんは「よー、みんな、ハッピーかい? 3回観ると一番面白いんで、あと2回観てください」と村田さながらの飄々とした挨拶。『羊たちの沈黙』のハンニバル・レクター、『ダークナイト』のジョーカーに勝るとも劣らない究極の悪人を演じて「気持ちよかったですね。もう何やっても許されちゃうんじゃないかって錯覚しちゃって(笑)。しばらくは優しい八百屋のおじさん役でいいな」。今月23日に61歳の誕生日を迎えたでんでんさんに、妻役の黒沢さんから花束がプレゼントされる場面もあり、このときばかりは悪人払拭。満面の笑みだった。

黒沢さんは「女優復帰を真剣に考えるきっかけになった。最初は女優の勘を取り戻すのに時間がかかるかなと不安だったが、監督がマンツーマンで言葉をかけてくれた」と感慨深げ。一方、神楽坂さん&梶原さんは、園監督からスパルタ指導を受けたといい「地獄だった。泣いたこともあったが、この出会いで演技だけじゃなく人間的にも成長できた。忘れられない作品」(神楽坂さん)、「私も泣きました。リハで『こんなんじゃ、現場に連れて行けねー』って。でも負けないぞって気持ちにあって、逆に良かった。鼻血も出しましたし」(梶原さん)。ベテラン俳優の渡辺は「いろんな発想が出てくる監督。頭をかち割って中身を見たい」と“暴力的”に園監督を絶賛した。

園監督は「初日舞台挨拶は何度も経験しているが、昨日は緊張でほとんど眠れなかった。本当に感極まっている」。壇上に勢揃いのキャスト陣に「このキャストでなければ成立しなかった。(配役が)決まったところで90パーセント勝利だと確信した」と苦労をかけた(?)報いとばかりに感謝しきりだった。

『冷たい熱帯魚』はテアトル新宿ほか全国にて公開中。
《text:cinemacafe.net》

関連ニュース

今、あなたにオススメ
Recommended by

特集

page top