江口洋介×蒼井優インタビュー 甘い幸福を生み出す職種“パティシエ”を演じてみて

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『洋菓子店コアンドル』江口洋介×蒼井優 photo:Tadayuki Minamoto
  • 『洋菓子店コアンドル』江口洋介×蒼井優 photo:Tadayuki Minamoto
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江口洋介と蒼井優。それぞれの世代を代表する2人がついに初共演を果たした。気になる関係はというと、これが何とも説明のしにくい間柄…さてさて、何と言うべきか? かつては“伝説のパティシエ”と呼ばれながらも、ある悲しい過去を背負いケーキ作りをやめた男と恋人を追って鹿児島から上京したケーキ屋の娘。2人は都内の人気洋菓子店で出会うのだが…。甘く、そしてちょっぴりビターな——まさに女の子が大好きなスイーツと同じ味わいを見せる映画『洋菓子店コアンドル』。江口さん、蒼井さんがそれぞれスイーツに対する思いや共演の感想を明かしてくれた。

医者に刑事に教師…などなど様々な職業を役柄で経験済みの江口さんだがパティシエは初体験。ドラマ「ランチの女王」(フジテレビ)ではコック姿がお似合いだったが、パティシエとなるとまた違った経験だったようだ。

江口:最初はパティシエという職種の具体的なイメージが浮かばなかったんですが、実際にお店に行ったり話をうかがう中で、ある種の職人なんだということが分かりました。デザインから何から新しいものを作っていかないと時代に遅れてしまうし、ヘッドハンティングまである厳しい世界。(自身が演じた十村は)ニューヨークに修行に行ったり、思っていたよりずっとタフな世界でしたね。そういうところから入って十村を演じたら面白いな、と思いました。

撮影前にはお菓子ケーキ作りの特訓もあったが、練習を通じて技術的な部分はもちろん、気持ちの部分で感じることも多かったという。

江口:料理は嫌いではないのですが、ケーキ作りは初めてで、専門学校で丁寧に教えてもらいました。学校での撮影もありましたが、たくさんの女の子が実習している姿を見て憧れの職業なんだということをより強く感じましたね。十村の“伝説のパティシエ”という設定に関して、少し大げさなのではと思ってたんですが、この世界にはお菓子に対する愛情やセンスでレジェンドになる人が生まれるんだろうな、と感じました。調理器具を貸していただいて家でも練習しましたよ。ショートケーキがきれいにできると達成感があるし、食べてもらって『おいしい』と言われると、またより強い達成感がある。フルーツの置き方ひとつにしても自由で、デコレーションするのも面白い。パティシエの方たちは味はもちろん、色のセンスなどいつも自分で磨いているんでしょうね。とにかく人を幸福にする職種だな、と思いました。

一方の蒼井さんが演じたのは、東京で何とか自分の居場所を見つけようともがき、奮闘する臼場なつめ。蒼井さんは彼女のキャラクターを「小学校低学年の男の子がそのまま大人になっちゃったような子」と表現する。

蒼井:テンションが高いので、早朝からそのテンションに持っていくのは大変ではあったのですが、とてもまっすぐな女の子だったので、何だかんだいっても楽しみながら演じましたね。

そして、本作で蒼井さんの前に立ちはだかったのは…鹿児島弁!

蒼井:大変でした…。方言を喋る役はこれまでも割と多くて抵抗はないですし、福岡出身なので鹿児島弁はやりやすいかもと思ったんです。でもいままでやらせていただいた中でもダントツで難しかったです。法則がないので、この言葉のときはここが上がる、とかではなく、その後に続く言葉によって同じ単語でもイントネーションが変わっていくんです。それを覚えるしかないので、毎日苦労しました。劇中で「メロディアスだね」と言われるシーンがあるんですが、本当にメロディのような特殊な言葉でした。

ちなみに、蒼井さん自身も現場に手作りのキャロットケーキを差し入れたとか。少し照れくさそうにそのときのエピソードを明かしてくれた。

蒼井:チーズケーキとキャロットケーキはよく作るんですが、現場に手作りのお菓子を差し入れるということがすごく恥ずかしくて…(笑)。おいしくできなかったらちょっと嫌だし、友達のお母さんが作ってくれたことにして持って行ったんですが、あるスタッフさんに「優ちゃんが作ったんでしょ?」と言われてこっそり認めたらバレてしまいました(笑)。みなさん、優しいからおいしいと食べてくださったんですが、気を遣わせてしまったな、と反省してます…(苦笑)。

では、気になる互いの印象や共演の感想について。まずは江口さんから!

江口:(蒼井さんは)イメージ通りでしたね。すごく自然で、素直で素朴というか。なつめというキャラクターも、彼女がやっているから怒っていてもどこか四苦八苦していてすごくかわいい。鹿児島弁には苦労したみたいですが、その方言のニュアンスもとてもかわいかったですね。なつめという役の素朴さ、彼女が食べたときのニコッとした顔は、この映画を物語っていると思います。蒼井さん自身は子供っぽいところと冷静なところが両方あって、共演してて面白かったですよ。すごく練習熱心で、チョコレートで文字を書くシーンでもすごくたくさん書いてました。すごい集中力とあの笑顔とのギャップが彼女の魅力だと思います。

一方、蒼井さんから見た江口さんはというと…。

蒼井:すごく男らしい方で、ずっと主演を張られていた方だからか、元々なのか、すごく器の大きな方だと思いました。現場に江口さんがいらっしゃると心強いんです。ちょっとやそっとじゃビクともしないという感じで、ドンと立っていてくださって、本当に主演の方だな、と思いました。でもそれだけではなくて、面白い話をしてくださったり、でも、掴みどころのないところもあったり…見ていて飽きない方でした(笑)」。

そして、劇中の十村となつめの関係性を2人はこんな言葉で表現してくれた。

蒼井:2人の性格は違うけど、ところどころ共通点があるせいか、お互いが互いをほっとけない。世代を超えてそういう関係になっていて、2人の間では男とか女とかではない感じが、すごくいいコンビだなと思いました。

江口:(十村は)上京して失恋したなつめと出会い、先輩後輩のような仲でありながら、ちょっと親のような目線もあって…。パティシエとして彼女の腕を磨いてやりたいと思い始める。なつめと出会うことによって、もう一度人生がスタートしていくんですね。恋愛でもないし兄妹でもない——でも、お互いのエネルギーがぶつかり合うっていう、面白い関係です。

話を聞いてみると、江口さん、蒼井さん共に甘党! 特に江口さんからは意外なほど(?)スイーツについてのエピソードが…。

江口:自分でも好きで食べるし、人にあげることも多いです。忙しくて甘いものがほしくなったときは自分で買いに行くこともあります。おいしいと言われるケーキ屋さんはチェックしてますね。好きなのはミルクレープ。層が細かければ細かいほど何とも言えない感じで、切ったときの弾力と口に入ったときの裏切らない感じがいいんですよね(笑)。いまは、バームクーヘンでもロールケーキでも何でもお取り寄せできますが、先日いただいた何でもない谷中の寒天がおいしかった。豆とか求肥とかが、江戸前のスイーツというか庶民的な感じでしたね。和菓子も好きでやっぱり食べると幸福になりますよね。

蒼井さんもスイーツを「絶対にプラスにしか働かないもの」といい、その効用を力説!

蒼井:元気がないときにちょっとホッとさせてくれたり、少し気分を高めてくれたり。楽しいときは余計食べたくなるし、より楽しい時間をサポートしてくれるものだと思います。

ではいま、ハマってるスイーツは?

蒼井:かき氷が大好きで、ずっとブームが続いてます(笑)。



<Yosuke Eguchi>
Hairmake:Yumi Katsuhiko(THYMON)
Stylist:Kouichiro Yamamoto

<Yu Aoi>
Hairmake:Eri Akamatsu(esper.)
Stylist:Mana Yamamoto
《photo:Tadayuki Minamoto》

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