チュ・ジンモインタビュー 恋するイメージから一転! 男だらけの現場に…

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『男たちの挽歌  A BETTER TOMORROW』チュ・ジンモ
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タイトルを聞いただけでも血が騒ぐ! …のは男だけかもしれないが、このイケメンたちの競演には女性だって興奮するはずだ。かつて、“香港ノワール”という新たな時代を切り拓き、ジョン・ウー監督、チョウ・ユンファの名を世界へと轟かせた『男たちの挽歌』が、このたび『男たちの挽歌 A BETTER TOMORROW』として韓国で甦った。チュ・ジンモを筆頭にソン・スンホン、キム・ガンウ、チョ・ハンソンと韓国映画界で最も脂の乗った男たちが集結。生きるために38度線を越えようとした兄弟を中心に、義理と友情の物語が展開する。「オリジナル版の公開当時、僕は中学生で憧れを持って観た」と語るジンモはいったいどのような思いでこの作品に臨み、この物語を完成させたのか? 公開を前に話を聞いた。

ストレートな意見が生んだ友情

韓国映画史に残るヒット作『カンナさん大成功です!』をはじめ、これまで“恋するジンモ”というイメージが強かったが、本作は恋愛以前に女性キャスト自体がほとんどいない。イケメン揃いとはいえ、否応なしに“男くさい”現場となったよう。。
「確かにこの作品に関して、まず何より残念なのは女優さんがいなかったことだね(苦笑)。普段なら和気あいあいとした雰囲気の中で撮影が行われるものだけど、もちろん男だらけということでいつもとは違ったよ。でも、男同士だからこそ気を遣わずにハッキリとモノが言える空気はあったね。ダイレクトに意見を言い合って男同士の友情を固めることができたから、それはそれで悪くなかったよ」。

ソン・スンホン、キム・ガンウ、チョ・ハンソンという面々との共演についてさらに突っ込んで聞くと「個性がはっきりしてて、それぞれが単独で主演を張ることができる俳優」と語るも、「刺激を受けたこと? それはほとんどなかったな」とそっけないこと答えが返ってきたが…。
「やはり私が兄貴分ということで『どう接したらいいのか?』と考えていた部分はあるかな。いい意味で欲張りすぎず、互いに誤解なく付き合っていければいいな、とね。メンバーの中には私を誤解し、悪いイメージを持っていた者もいたらしいし(笑)、私もある共演者について、別の人間を通じて、性格が悪いらしい、なんて聞いていたりもしてた。でも実際、付き合ってみたら全くそんなことはなかった。時間があればみんなで飲みに行き、俳優として以前にどういう人間かということを掴めたんだ。いまでは心開いて付き合える仲と言える。刺激を受けなかったというのは、そうやって付き合いを重ねて、十分に彼らを理解した上で撮影に入ったので、演技を見ても彼らならそれぐらいのことはやってのけるだろうと、当然のように見ることができたという意味さ」。

激しいアクションも見どころだが、それ以上に魅せるのが、男たちの感情の動き。映画を観れば、友情に兄弟愛、そして恨みなど男の内面にうごめく感情の表現に何よりも重きを置いていることが分かるはず。
「最初に監督に言われたのは『単にオリジナルをコピーするだけなら、ハリウッドで作った方が華やかにできるだろう。でも韓国で作るからには自分たちならではのものがなくてはいけない』ということ。南北の問題や“恨(ハン)”と言われる人間の感情を強く訴える、というのは当初から念頭に置いていたよ」。

さらに、自らの演技へのアプローチについて、こう明かす。
「私自身、きちんと演技を学んだ経験がないから、テクニックを駆使して役柄を作ることはできない。だから、どんな作品・役柄であってもその人物を自分の中で合理化させるということが、まず第一に僕が行う作業だね。その登場人物を理解し、彼の感情をも理解しなければ、カメラの前に立っても何も表現することはできないよ」。

ラストの結末はある人がポイント

登場人物の内面重視。この作品におけるこうした傾向は、このインタビュー中の限られた時間の中での彼の発言からも強くうかがえる。最後の壮絶な銃撃シーンについても然り。
「あのラストの銃撃戦では現場はハチャメチャ。音もすごいし、自分がどこで何をしてるか見失いそうだったよ。そういう状態で登場人物の感情を表現するのは決して簡単なことじゃなかった。アクションで頭がいっぱいの中で、生死の淵に立つ男のドラマがよく見えないのでは、という理由で撮り直しになったこともあったんだ。結末について? 明らかに死ぬべき、死ぬであろう人間はいるけど、ポイントとなったのは(自身が演じた)ヒョクの弟(チョル/キム・ガンウ)がどうなるか? 生きるべきか死ぬべきか…みんな悩んで、最後は監督に委ねたんだ」。

そう言ってニヤリと笑ったジンモ。誰に誇るでもなく、自らの美学のために文字通り命を賭ける男たちのさまを見てほしい。
《text:cinemacafe.net》
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