東国原前知事、「強敵だった…」と都知事選をふり返り、芸能界復帰は「ない」

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『インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実』トークショー
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アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門に輝いた『インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実』の試写会が、大学生を招待して5月16日(月)、都内で開催された。上映後には前宮崎県知事の東国原英夫が、大学生との白熱したディスカッションを繰り広げた。

2008年のリーマンブラザーズ破綻に端を発した世界不況の真実を徹底的に調査。経済界の大物から政治家、ジャーナリストへのインタビューを通じて、不正のはびこる腐敗した産業界の成立の過程を描き出していく。

東国原さんは本作について絶賛。特に作中に登場する「強敵だからこそ戦う価値がある」という言葉を挙げ「この言葉にジンと来ました。今回の都知事選も強敵で…」とポツリ。現職の石原慎太郎都知事を敵に回し、2位という結果となった先の都知事選を、少し悔しさが入り混じったような表情でふり返った。

この日は、大学生とのディスカッションということで、いくつかの質問に対し、会場の大学生が「YES」か「NO」を挙手で回答し、そのテーマについて議論を深めていくという方式で進められた。第1問「将来、金融業界や政界、学界で働きたいと思う?」という問いに数人の学生が「YES」と挙手。東国原さんは、学生の言葉に丁寧に耳を傾けつつ、儲け優先の企業のあり方や規制緩和、首相公選制といった事柄についての考えを、自らの経験を基に語った。特に、東京電力などに代表される公共サービスを扱う企業が危機にひんした際の対応について「最後は税金に頼るという態度は鼻につきますね。『インフラがつぶれてもいいのか?』と。頭にきます」と語気を強めた。

さらに、映画の中の産業と政治の関わりが、東電と政府、学者の関係と酷似しているという点を踏まえ、巨大産業が政治に影響力を持つことの是非の話題になると「国会議員は利益の団体。企業献金ということ言うと、宮崎では10の団体が政治家を育てているわけです。(企業献金を受けなかった自身は)よく4年も資金がもったと思います」とここでも自らの体験を明かしつつ、いびつな政治と産業の関係を糾弾。「(企業が)見返りのない支援をするとなったら良い世の中になるんですが…」と理想と現実の開きに苦悩の表情を浮かべた。

ちなみに、事前に行われた「理想の内閣」に関するアンケートで、東国原さんは、官房長官で最多得票を獲得した。この結果を受けて、会場の学生からは首相就任を期待する声も。東国原さんは「無理無理! ご辞退させていただきます」と丁重に断りつつ「これからの総理は大変ですが、誰かがやらなくてはいけない。ぜひ30代、40代の若い人になってほしい。“成果ありき”でなくてもいいので『この国に生まれてよかった』と思える国づくりをしてほしい」と若者への期待を語った。

特に、若い人の政治への関心に触れ「東京の投票率が70%になれば日本が変わる」、「特にネット投票は絶対にやるべきなんですが、できないのはそうすると都合の悪い人がいるから。制度を変えないと」など熱い言葉を並べた。

宮崎県知事の任期を満了し、都知事選に敗れた現在は“無職”ということで、タレント復帰も含めた今後について問われると「(タレント復帰は)ない! とりあえず勉強、充電したい」と政治活動への意欲を語った。

『インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実』は5月21日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。
《text:cinemacafe.net》
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