オダギリジョー&チャン・ドンゴン 『マイウェイ』9か月に及ぶ撮影の苦楽を告白!

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『マイウェイ 12,000kmの真実』 -(C) 2011 CJ E&M CORPORATION & SK TELECOM. ALL RIGHTS RESERVED
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オダギリジョー、チャン・ドンゴンという日韓のスターを主演に迎えて製作され、わずか3分の映像の上映でカンヌ国際映画祭でスタンディングオベーションを巻き起こした『マイウェイ 12,000kmの真実』が9か月の撮影を経てついにクランクアップ! 特報映像と共にオダギリさん、ドンゴンの撮影地であるラトビアでのクランクアップ時のインタビューが到着した。

第二次世界大戦末期の連合国軍による史上最大の作戦と言われるノルマンディー上陸作戦の後、ドイツ軍の捕虜の中にひとりの東洋人が発見される。誰ひとりとして彼が話す言葉が理解できず、連合国の尋問を受けることになるのだが、彼が語り始めたのは信じられないような物語だった——。

1928年の日本統治下にある朝鮮。かたくなに国を信じた日本人と夢を信じる朝鮮人。交わることなく、憎しみ合う2人が、運命のイタズラか日本、ソ連、ドイツと3か国の軍服を着て戦いを渡り歩くことに。総製作費25億円、240日におよぶユーラシアを横断しての撮影。対立と和解——人間の本質を描いた物語が幕を開ける。

カンヌでの上映時はまだ、映画は撮影中。一行はそのままラトビアに移動し、海辺でノルマンディー上陸作戦の模様が撮影された。カメラマンは防火服を着込み、傍らには常に救急車が待機するという状況。中には4時間以上をかけてセッティングされたシーンもあり、一発OKが求められたる中、オダギリさんは見事に要望に応え、一発で完璧な演技を見せた。

日本人の長谷川辰雄を演じたオダギリさん。韓国で8か月、ラトビアで1か月と撮影は計9か月に及んだが、それもこの日で最後に。
「始まるときは、地獄の日々が始まると思いましたが、今日で終わるとなると寂しいですね。元々、韓国は好きだったので、仕事で8か月過ごせたのは幸運だと思ったし、楽しかったです。ラトビアも季節も良くて、すごく楽しかったです」。

映画に関しては決して「戦争映画」ではないと語る。
「第二次世界大戦に触れるというのは、どこの国にとっても凄く敏感な事柄です。そんな中、韓国、中国、日本、3か国の俳優が集まってこの作品を作るということが、大きな挑戦だと思いました。この作品は、2人の男の物語です。ただその物語の中に戦争があるというだけで、戦争映画だとは思っていません」。

チャン・ドンゴンとも互いを敬い、良い関係性を築けたという。
「日本でも有名な韓国のトップスターですし、すごく緊張するんじゃないかと思ってました。実際にお会いしたら、意外にシャイな部分があり、ひとりでいることが好きな部分だったり、人との距離感であったりが僕と似た部分が見えてきて、お互いが無理することなく、過ごしやすい空気感を共有できるようになりました。一緒に芝居をするときも、お互いに尊重し合えて、演技しやすい環境を作りあえる、そういう関係性だったので凄くやりやすかったです。ドンゴン氏とは、俳優としてというよりも人間として似た部分が多いと感じました。凄く理解しあえている気がして、とても身近に感じました」。

一方、日本統治下の朝鮮に生きるキム・ジュンシクを演じたドンゴン。自身が演じた役柄、さらには作品を通じて考えさせられたことについて明かしてくれた。
「映画に出てくる戦争は、実際にあった戦い。登場人物たちは、戦争を経験する度に軍服が変わる。ジュンシクを取り巻く状況や着る軍服は変わるけど、彼の夢と希望は変わらない。戦争や背景は変わっても貫くものがあることを表現した。ジュンシク役で求められたのは、どんな状況であっても彼は希望と夢を失わない目をしてなければならないということ。撮影が辛すぎて、うまくできたか分からないけど…(笑)。撮影していて、目の前で爆発するのを見ると『これが本当の戦争だったら俺は死んでるな』と思い、怖いです。ノルマンディー上陸作戦はよく知られている戦いですが、実際にラトビアに来て、ドイツの軍服を着て撮影してると、本当にその時代に、ここにいたらどうだったのだろうと深く考えさせられました」。

その上でドンゴンは、オダギリさんと同様に本作は「戦争映画ではない」と語る。そして出演を決めた経緯についてこう説明する。
「朝鮮半島からノルマンディまでの12,000kmの極限状態の旅を生き抜いた兵士の実話が基になっていることで興味がわいて、本当にこんな過酷な運命を生き抜いた人がいるんだと知り、役者としてその人の人生を演じてみたいと思った。『マイウェイ』は、たまたま戦争時代が背景だっただけで、戦争映画ではないですね。背景が戦争時代ですが、人間に重点を置いて描かれている。そして、日韓中とアジアの役者が集まって感情を表現し合い観客に伝える。これは凄いことだと思う。日本人と韓国人が敵として出会い、運命を共にする。観客の心に残る映画だと思う」。

撮影中、苦楽を共にした“戦友”オダギリさんをこんな言葉で称賛する。
「演技というのは言葉を交わすというより、感情を交わすことなので、そういう部分ではオダギリさんとすごく共感しながら演技ができた。辰雄役は、何人か候補がいたけど、絶対オダギリさんがいいって思った。日本と韓国の映画現場は色々違うと思うし、この映画は役者にとっても大変な現場だったのに、冷静に対応しよく耐えていた。本当に素晴らしい役者です」。

メガホンを握るのは『シュリ』、『ブラザーフッド』など国と国の対立の中での人々の絆、関係性を描いてきたカン・ジュギュ。「誰かを恨み、憎むという感情のせいで、この世では喧嘩をしたり、戦争が起きます。心の中に、恨み・憎しみの対象がいる人には是非観てほしい。人間を心から理解し、愛するということを知るきっかけとなる映画になってほしい」と映画に込めたメッセージを語る。

ノルマンディーを経て、男たちの旅路はどのような結末を迎えるのか?

『マイウェイ 12,000kmの真実』は2012年1月14日(土)より公開。

※こちらの特報映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。

MOVIE GALLERY
http://www.cinemacafe.net/moviegallery
《text:cinemacafe.net》

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