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ソフィア・コッポラ新作は、パリスやリンジー宅で犯行をはたらいた窃盗グループが題材

『SOMEWHERE』でハリウッドスターの孤独を独自の感覚で描いたソフィア・コッポラ監督が新作の舞台に再びハリウッドを選んだ。今度はスターではなく、彼らの邸宅を荒らし金品を奪った実在の窃盗グループが主人公になるという。

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「ヴェルサーチ」のパーティに出席したソフィア・コッポラ -(C) Startraks/AFLO
「ヴェルサーチ」のパーティに出席したソフィア・コッポラ -(C) Startraks/AFLO
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『SOMEWHERE』でハリウッドスターの孤独を独自の感覚で描いたソフィア・コッポラ監督が新作の舞台に再びハリウッドを選んだ。今度はスターではなく、彼らの邸宅を荒らし金品を奪った実在の窃盗グループが主人公になるという。

アメリカの芸能サイト「TMZ.com」によると、ソフィアは2008年10月から翌2009年8月にかけてカリフォルニア州でセレブや富裕層の自宅ばかりを狙った10代の少年少女の窃盗グループ(「Burglar Bunch」、「The Bling Ring」などと呼ばれている)を題材にした脚本を準備しているという。

「The Bling Ring」は約1年の間にパリス・ヒルトンやオーランド・ブルーム、リンジー・ローハンらの留守宅に侵入し、ドレスや宝石などを盗み、被害総額は300万ドル以上と言われている。彼らについてはかつて「Vanity Fair」誌が「容疑者たちはルブタンを履いていた」というタイトルの記事でとりあげており、彼らの犯行は「見栄とセレブへの憧れが動機」と書かれている。

「The Bling Ring」のメンバーの1人はソフィアの作品のコンサルタントの依頼を断ったというが、別のメンバーの妹が代わりに契約を交わしたという。



© Startraks/AFLO
《冨永由紀》

好きな場所は映画館 冨永由紀

東京都生まれ。幼稚園の頃に映画館で「ロバと王女」やバスター・キートンを見て、映画が好きになり、学生時代に映画祭で通訳アルバイトをきっかけに映画雑誌編集部に入り、その後フリーランスでライター業に。雑誌やウェブ媒体で作品紹介、インタビュー、コラムを執筆。/ 執筆協力「日本映画作品大事典」三省堂 など。

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