99歳日本最高齢の現役監督に、永作博美、小池栄子らがスタンディング・オベーション

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「第85回キネマ旬報ベスト・テン」表彰式にて
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先月発表された「2011年 第85回キネマ旬報ベスト・テン」の表彰式が2月4日(土)、都内で開催され、主演女優賞を受賞した永作博美、助演女優賞の小池栄子らが出席した。米アカデミー賞よりも長い歴史をもち、いまも国内外で高い注目を集める同賞。今回の表彰式には、自ら“最後の作品”と公言する『一枚のハガキ』が日本映画作品賞に輝いた新藤兼人監督も来場し、永作さん、小池さんら受賞者たちがスタンディング・オベーションで最大級の敬意を表した。

日本最高齢の現役監督として知られる新藤監督は現在、99歳。受賞スピーチでは、「審査員のみなさんに頼み込んで選んでもらった」とユーモアを交えつつ、監督業を志したきっかけから修業時代、さらには自身の戦争体験を語り『一枚のハガキ』に込めた反戦の思いを熱弁。「もっと頑張りたいが、99歳ですからもうダメです。(今回の脚本は)逃げ捨てるように、投げ捨てるように書いた。映画で描きたかったのは『なぜ私が存在するのか?』ということ。いま私が存在していることがベストワンです」と挨拶すると、壇上はもちろん、映画ファンで埋め尽くされた客席からも鳴りやまない拍手が起こった。

『八日目の蝉』での熱演が高く評価された永作さんは「平面の台本から3次元の人間を生みだすのは心細いもの。スタッフや共演者のみなさんに支えられたおかげで、やり遂げることができた」。出産後初の仕事にして、愛人の子供を誘拐するという役どころで「いま思えば、現場でも家でも心が休まることはなかった。子育てが大変なのはもちろん、撮影で私が赤ちゃんを抱くとやっぱり泣き出すので、早く本当のお母さんに返してあげたい気持ちも分かった」とふり返った。

小池さんは、永作さんと同じく『八日目の蝉』、そして『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』での演技が評価されての受賞で「結果を知った瞬間、『嬉しい、嬉しい、嬉しい』と叫んでしまった。その後で嬉しさと驚きで涙が出た」とこちらも感激しきり。また、昨年7月に亡くなった原田芳雄さん(『大鹿村騒動記』)に代わって、実娘の原田麻由が主演男優賞を受け取り「芳雄だったらどんな挨拶をするか考えたが、やはり思い浮かばない。ただ、喜んでいるのは確か」と亡き父に思いを馳せていた。

「2011年 第85回キネマ旬報ベスト・テン」

日本映画作品賞:『一枚のハガキ』(監督/新藤兼人)
外国映画作品賞:『ゴーストライター』(監督/ロマン・ポランスキー)
文化映画作品賞:『大丈夫。─小児科医・細谷亮太のコトバ─』(監督/伊勢真一)
日本映画監督賞:園子温(『冷たい熱帯魚』『恋の罪』
外国映画監督賞:ワン・ビン(『無言歌』
日本映画脚本賞:荒井晴彦、阪本順治(『大鹿村騒動記』
主演女優賞:永作博美(『八日目の蝉』
主演男優賞:原田芳雄(『大鹿村騒動記』
助演女優賞:小池栄子(『八日目の蝉』『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』
助演男優賞:でんでん(『冷たい熱帯魚』
新人女優賞:忽那汐里(『少女たちの羅針盤』『マイ・バック・ページ』
新人男優賞:松坂桃李(『アントキノイノチ』『僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia.』
読者選出日本映画監督賞:成島出(『八日目の蝉』
読者選出外国映画監督賞:ダーレン・アロノフスキー(『ブラック・スワン』
《text:cinemacafe.net》

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