『ガール』深川監督×『宇宙兄弟』森監督、売れっ子コンビが「映画監督」を熱弁!

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『ガール』深川栄洋監督&『宇宙兄弟』森義隆監督
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映画監督や製作に携わるクリエイターから、配給・宣伝に携わるディストリビューターまで、映画業界に数多くの人材を輩出している映画学校「ニューシネマワークショップ」(以下、NCW)。今年4月に設立15周年を迎えたのを記念して、5月13日(日)、同校の出身で、今月公開の『宇宙兄弟』『ガール』という話題作をそれぞれ手がけた森義隆監督と深川栄洋監督の2人によるセミナーが開催。日本映画界を引っ張る2人が「映画監督になるには!」をテーマに熱い持論を交わした。

『狼少女』('05/深川監督)と『ひゃくはち』('08/森監督)で、共に20代で長編劇場用映画でデビューを果たし、30代に突入してからメジャー配給映画の監督として抜擢された2人。元々はどちらも監督志望ではなく、深川監督は脚本、森監督は演劇俳優を志していたそうだが、映画作りに興味を抱きNCWの門を叩いたという。実践の授業の中で2人が特に学ぶことが多かったと明かすのが、役者の演出。「“役者の資質をどれだけ役に引っ張ってこられるか?”を常に考えていた。現場で起こる“生モノを大事にしたい”という考えはいまに繋がっている」(森監督)。

NCW卒業後は実家の稼業を継ぎながら、自分で制作費を集めるなどプロデューサー的な動きをしながら監督として映画制作にチャレンジし続けてきた深川監督は、間もなく公開となる映画『ガール』の撮影について、「日本版『SEX and the CITY』を作りたいと聞き、男の自分には向いていない作品ではないかと一度オファーを断った」ことを告白。だが、プロデューサーから言われた「そう思っているのは君だけ」という言葉に納得し、監督することを決意、女性誌や女子会への参加でとことん女性のことを研究したそう。さらに、撮影中にはストレスで肺気腫になりながらも現場に出てやり遂げたという涙ぐましい苦労も。

一方、同校卒業後はテレビ番組制作会社に入りドキュメンタリーを制作してきた森監督は、NCW時代の映画に主演した友人との再会をきっかけに、2007年『ひゃくはち』の撮影をスタート。本作が「宇宙兄弟」の原作者と編集者の目に留まり、直々に映画化のオファーがあったという。本作の撮影では、40分にも及ぶ長回しやアドリブの撮影も行ったといい、“生モノ”を大事にしたいという監督のこだわりを垣間見せた。

今後の活動については、次回作の製作がほぼ決まっているという森監督は「これまではマイルドな描写で間口の広い作品を作ってきたので、次は自分の照れをとっぱらって(登場人物の)人格を、より深いところまで掘り下げられるような作品を目指したい」とコメント。深川監督は、新境地を開いた『ガール』の後は「少し充電期間に入りますが、5年計画くらいでまた新たなチャレンジをしていくつもり」と抱負を語った。これからの日本映画界を背負って立つ2人の活躍から目が離せない!

『宇宙兄弟』は現在、全国東宝系にて公開中。『ガール』は5月26日(土)より全国東宝系にて公開。
《text:cinemacafe.net》

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