“最恐闇金”山田孝之と初対決した林遣都、事務所社長に呼び出されて…
コミック累計600万部を誇る真鍋昌平の同名人気コミックを、連続TVドラマに続いて映画化した『闇金ウシジマくん』が8月25日(土)、公開初日を迎え、主演を務める山田孝之を始め、共演の林遣都、崎本大海、やべきょうすけ、ドラマに続きメガホンを取った山口雅俊監督が東京・新宿バルト9で初日舞台挨拶を行った。
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非合法の金貸し“闇金”として非情に債権者を追いつめていくウシジマ(山田さん)の姿は深夜帯のドラマで大きな話題に。劇場版ではイベントサークルで成り上がろうとする若者(林さん)、母親の借金を背負った娘(大島優子)などを通じて、金と欲に踊らされる現代社会を鋭く描き出す。「ハードでダーク。予定調和には終わらない映画」(山口監督談)だけあって、山田さんも「土曜日の午前にこんな映画を観てしまったら、楽しい週末は過ごせないはず」とファンを気遣う場面も。それでも「具体的な提示をしないのが、ウシジマの不気味さ。演じるときも機械的というか、変な“異物感”を意識した」と不敵な表情で語った。
一方、林さんは本作でシリーズに初参戦。山田さんとは同じ事務所に所属しており、撮影に入る前には事務所の社長に呼び出されたのだとか…。「いきなり社長から『山田のウシジマはすげえぞ。お前はどう戦うつもりか言ってみろ!』ってプレッシャーをかけられた」と裏話を披露。ウシジマさえ騙し、欲望を追及する役どころは「自分とはかけ離れた世界で生きる男なので、振り切ってやらないと演じきれないと思った」とふり返った。
もちろん、ドラマ版に引き続き崎本さん&やべさんが演じる“カウカウファイナンス”の社員も健在。林さんから「おふたりがとても優しかった」と明かされると、「こんな人前で優しいと言われると、照れくさい」(崎本さん)。現在39歳のやべさんは、劇中で25歳(ウシジマと同い年!)という設定で、「撮影中の連載で年齢が分かって、急にビックリした」と笑いを誘った。
なお本作で汚れ役のヒロインを体当たりで演じた大島さんは、8月24日(金)〜26日(日)まで東京ドームで開催される「AKB48」のコンサートに出演中で、残念ながら舞台挨拶には欠席。その代わりに、山田さんらにビデオメッセージを寄せ「ぜひAKBの曲を踊って」とスクリーン越しに“ムチャぶり”した。客席からも「踊って!」のリクエストが飛んだが、山田さんは「昨日、自分のFacebookで映画の宣伝をずっとしていて、2時間しか寝ていないので…」と拒否。“AKBを歌って踊る山田孝之”は幻に終わった。
『闇金ウシジマくん』は新宿バルト9ほか全国にて公開中。