『つやのよる』撮影現場に潜入! 阿部寛、大竹しのぶ&忽那汐里から逃げる?

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『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』 -(C) 2013「つやのよる」製作委員会
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  • 『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』現場取材レポート
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群像劇の名手・行定勲監督が、女流作家・井上荒野の人気小説を原作に映画化した最新作『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』。主演の阿部寛と豪華な女優陣の共演で、2013年のお正月映画として早くも注目を集める本作の撮影現場から潜入に成功! 阿部さんと大竹しのぶ、忽那汐里による緊迫のシーンに立ち会った。

小泉今日子を始め野波麻帆、風吹ジュン、真木よう子、忽那汐里、大竹しのぶと、大物女優から人気若手女優までバラエティに富んだキャスティングが目を引く本作。数々の男たちと不貞を重ねるひとりの女性・艶(つや)とその夫・松生を始め、彼女を巡る愛憎、親子の絆、欺瞞、純愛など男女の5つのドラマが巧みに絡み合っていく。

撮影が行われたのは、千葉県・舘山。監督自らが「大島より、大島らしいんだよ(笑)」と満足気に語るこだわりのロケ地だ。現在も使われている歴史館を病室に見立てるため改装したもので、壁に貼られたポスター一つにしてもスタッフが用意したもので、阿部さんが「こだわりの人」と称賛する行定監督らしい徹底した仕事ぶりだ。

本作で大竹さんと忽那さんが演じるのは、艶に心奪われ、その純愛に全てを捧げる男・松生に捨てられた母娘。今回のシーンの現場は、その2人が大島にあるに病院に入院中の艶を訪ねに来るという場面。その病院で大竹さん演じる母・早千子と忽那さん演じる娘・麻千子が、献身的に艶の看病をする松生に再会する。始めは自分の娘だと気づかずにいた松生も、「幸せですか?」という麻千子の意味ありげな言葉に、罪悪感から逃げ出してしまう。

この重要なシーン、行定監督は少ないセリフの中でそれぞれの葛藤を見せるため、セリフの言い回しからカメラのアングルまで微調整を繰り返し、何度もテイクを重ねていた。3人のキャストたちも、撮影と撮影の合間もこの静かな緊張感に言葉少なげだ。しかし、その誰もが行定組に参加できたことに喜んでいるようだ。

「集中する現場なんだって思ったし、一歩も言い訳できないっていうか、すごくやり甲斐があるし、楽しいですよ。10年以上前に、CMでご一緒させて頂いたんですけど、ずっと何かやらせてもらえないかなって思ってたんです。今回、その夢が叶った。お声がかかってすごく嬉しかったです」(阿部さん)、「言葉よりも感覚的なものを追及される方なんだと感じました。監督が目指すものに近づけるために、ワンシーンの中で一つの課題をクリアしたかと思うと、また違う課題がどんどん出てくる感じです(笑)」(忽那さん)と、「こだわり」という言葉が行定組初参加の2人の口をつく。しかし、過去に『遠くの空に消えた』で監督の“こだわり”を体験している大竹さん曰く「今回はスムーズな方(笑)」なんだとか。

最後に、それぞれが演じる役柄について聞いてみると、「(松生は)純粋に艶を愛している男。艶という女性は色んな男たちに行き会っていく。それをずっと後ろから一身に追いかけていって、とても可愛らしい人物に思えます」と語る一方で、役作りのためにボロボロに心も体もヤツれたその姿は痛々しくすらあり、その裏にある壮絶な役づくりを想像しないわけにはいかない。

そして娘・麻千子&母・早千子役の2人は、「松生を前にした母の、“女”としての部分を見届けないといけない複雑さと、大人になろうとしてもなれない葛藤を抱いた役だと思います。松生には憎しみを抱いている」と忽那さんが真摯に語ったかと思えば、大竹さんは「(早千子は女として)理解できない! 捨てた男を許すなんて、絶対頭おかしいよね」と笑い、流石は大女優の余裕を見せていた。

センチメンタルに、しかし生々しく男と女を描くその現場には、行定作品の独特の雰囲気が流れていた。今回のパートを含め5つの男女のドラマが展開するこの『つやのよる』。彼らがたどり着く先は、いったいどこなのだろうか?

『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』は2013年新春、全国にて公開。
《text:cinemacafe.net》

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