山田洋次、文化勲章を受勲 寅さんが生きていたら「きっと冷やかしそうですね」

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『東京家族』 -(C)  2013「東京家族」製作委員会
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日本映画界に輝く巨星・小津安二郎監督の『東京物語』('53)にオマージュを捧げ、妻夫木聡や蒼井優をキャストに向けて贈る『東京家族』。このほど、本作の監督を務めた山田洋次が、文化勲章を受章したことが明らかとなり、山田監督を始めキャスト陣より喜びのコメントが届いた。

震災後の2012年の東京を舞台に“今の家族”の物語を描く渾身の一作。瀬戸内海の小島で暮らす老夫婦が息子たちに会いに上京し、一時はバラバラだった家族が久しぶりに揃うも、その生活の違いから徐々に関係に歪みが生じていく様を描く。

文化勲章とは、科学技術や芸術などの文化の発展や向上にめざましい功績のある者に授与される日本の勲章。これまで『幸福の黄色いハンカチ』を始め、『学校』シリーズや『おとうと』、そして『男はつらいよ』シリーズでその時代ごとの家族を丁寧な人間描写で描いてきた山田洋次監督。そんな監督自身、今回の受勲には格別な思いがあると言い、「京都で電話を受け、びっくりしました。映画人の一人として映画界を代表して日本映画のためにこの章を頂こう、という気持ちでお受けしました」と喜びと使命感が同居する胸中を語った。。

さらに、「作りたいと思う、作ること自体が楽しい、面白い。作ることを楽しんでいると観客にとっても楽しい作品ができるだろう、そんなことを信じてやってきたつもりです」とこれまでの50年の監督人生をふり返る。さらに、『男はつらいよ』の渥美清(寅さん役)がこの場にいたら何と言うと思うか? という質問には「(寅さんは)そんな立派なものもらってどうするんだい。オレみたいな出来損ないの映画を作っていてそんな章を取るなんてと、きっと冷やかしそうですね。そして渥美さんが生きていたら、きっと喜んでくれたでしょう」といまは亡き盟友に思いを馳せた。

『東京家族』は2013年1月19日(土)より全国にて公開。
《text:cinemacafe.net》

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