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シネマカフェ的海外ドラマvol.260 音楽とドラマのステキな関係 第2回

前回に続き、大人気ドラマ「glee/グリー」における音楽の役割をクローズアップ。日本放送が待たれるシーズン4にはケイト・ハドソンやサラ・ジェシカ・パーカーが出演するなど、「glee/グリー」はいまや豪華なゲスト出演者も期待されるシリーズになりました。では、なぜ「glee/グリー」には魅力的なゲストが集まってくるのか? その理由はやはり音楽にあることを、製作総指揮のダンテ・ディ・ロレートが明かしてくれました。「レギュラーであれ、ゲストであれ、僕たちが出演者に求めているのは素晴らしい才能を持つ人材であるということ。その点、僕たちはラッキーだと思う。というのも、多くの俳優が歌って踊れるにもかかわらず、彼らは才能を披露する場がない。僕たちのドラマ以外に、歌唱力を見せびらかす番組がないんだ(笑)。だから、ゲスト出演に興味を示す有名俳優も多い。ただ、彼らが出演することに、ストーリー上も道理が通っていなければならないけどね。例えば、グウィネス・パルトロウが以前演じた女性教師は、とても個性的なキャラクターだった。だからこそ、彼女のように存在感のある女優に演じてもらう必要があったんだ」。

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  • 「glee/グリー」シーズン3 -(C) 2012 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.
前回に続き、大人気ドラマ「glee/グリー」における音楽の役割をクローズアップ。日本放送が待たれるシーズン4にはケイト・ハドソンやサラ・ジェシカ・パーカーが出演するなど、「glee/グリー」はいまや豪華なゲスト出演者も期待されるシリーズになりました。では、なぜ「glee/グリー」には魅力的なゲストが集まってくるのか? その理由はやはり音楽にあることを、製作総指揮のダンテ・ディ・ロレートが明かしてくれました。「レギュラーであれ、ゲストであれ、僕たちが出演者に求めているのは素晴らしい才能を持つ人材であるということ。その点、僕たちはラッキーだと思う。というのも、多くの俳優が歌って踊れるにもかかわらず、彼らは才能を披露する場がない。僕たちのドラマ以外に、歌唱力を見せびらかす番組がないんだ(笑)。だから、ゲスト出演に興味を示す有名俳優も多い。ただ、彼らが出演することに、ストーリー上も道理が通っていなければならないけどね。例えば、グウィネス・パルトロウが以前演じた女性教師は、とても個性的なキャラクターだった。だからこそ、彼女のように存在感のある女優に演じてもらう必要があったんだ」。

言うまでもなく、“音楽”に導かれて番組に参加したのはレギュラーキャストも同様。クリエイターのライアン・マーフィーが、キャスト・オーディションのために全米各地を回ったときのことをふり返ります。「オーディションにはブロードウェイの人たちもたくさん参加していたし、逆に演技経験のない人たちもいた。その中から、僕たちは最も才能があると思える人たちを選んだんだ。マシュー・モリソンが部屋に入ってきてウクレレを弾きながら歌ったときは、すぐに彼こそがウィルだと直感したね。レイチェル役は以前からリー・ミシェルと友達だった僕が彼女を想定して書いた役だけど、リーもオーディションを受けてくれた。それに、何と言ってもキュートだったのはコーリー・モンテース。体育会系で逞しく、歌唱力も必要なフィンはオーディションも難航した難役だけど、コーリーはタッパーウェアをドラムに見立てて演奏している映像を送ってきてくれたんだ。そんな彼らを配役した以上、その才能をいろいろな形にして僕らは視聴者にきちんと届けなくてはならない。視聴者がドラマを気に入ってくれている理由は、そこでもあるんだからね。『glee/グリー』というドラマは、音楽の才能に対するラブレターでもあるんだよ」。

さて、“音楽”にはダンスが付き物で、マッキンリー高校のグリー部の面々も、歌って踊るのが日常。レイチェルが、フィンが、カートが魅せるダンスシーンの裏にはこんな立役者がいます。ドラマ内のダンスシーンを担う振付師であり、「glee/グリー」の新キャストを選出するオーディション番組「Glee プロジェクト 〜主役は君だ!」の審査員としてもおなじみのザック・ウッドリーに話を聞きました。

ダンサーとしてマドンナのツアーに参加した後、振付師の道を歩んだザックは『ヘアスプレー』のアダム・シャンクマン監督や『ステップ・アップ』のアン・フレッチャー監督と仕事をしてきた人物でもあります。「僕の仕事は、伝えたいストーリーに合わせて振付けを考えること。エモーショナルなビートが必要なこともあれば、コミカルな要素が必要なこともあるからね。番組開始当初から全てのキャストが踊りの名手だったわけではないけど(笑)、僕たちはそれぞれの持ち味や能力を生かし、自信のないことにも挑戦できる環境作りに努めてきた。それって、まさに『glee/グリー』のテーマでもあるよね。キャストたちはダンスシーンを通し、やり遂げることの素晴らしさも学んでいると思う」。

「glee/グリー」の振付師として多忙を極めるザック自身、“音楽”に導かれて番組に参加。「『弁護士イーライのふしぎな日常』に携わっていたとき、ライアン・マーフィーが新ドラマのための振付師を探していることを知って面接を受けたんだ。『弁護士イーライのふしぎな日常』もミュージカルシーンが特徴的なドラマだったし、僕にとって『glee/グリー』に参加することは理想的なステップだったね。ダンスを通して出会った両親の下、音楽にあふれた家庭で育った僕は早くからダンスへの愛を自覚していた。けれど、生まれ育ったテキサスの街には、大きな都市ほどパフォーマンスの需要がなかったんだ。それでも、僕はいまこうして『glee/グリー』の一員になっている。想像もしなかったような方向に人生が進んだね」。



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発売元:20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン

公式サイト:http://video.foxjapan.com/tv/glee/

© 2012 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.
《渡邉ひかる》

映画&海外ドラマライター 渡邉ひかる

ビデオ業界誌編集を経て、フリーランスの映画&海外ドラマライターに。映画誌、ファッション誌、テレビ誌などで執筆中。毎日が映画&海外ドラマ漬け。人見知りなのにインタビュー好き。

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