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M・コティヤールが両足を失った女性役を熱演 『君と歩く世界』来年4月公開

『エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜』で世界中を魅了し、フランス人女優として49年ぶり2度目のアカデミー主演女優賞の快挙を成し遂げたマリオン・コティヤール。その後も『ミッドナイト・イン・パリ』や『ダークナイト ライジング』など話題作への出演が相次ぐ彼女が、現代のフランスを代表する名匠ジャック・オディアール監督とタッグ組み、両足をなくした女性という難役中の難役に挑んだ『君と歩く世界』の公開が2013年4月に決定した。

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『君と歩く世界』 -(C) Why Not Productions - Page 114 - France 2 Cinéma - Les Films du Fleuve – Lunanime
『君と歩く世界』 -(C) Why Not Productions - Page 114 - France 2 Cinéma - Les Films du Fleuve – Lunanime
  • 『君と歩く世界』 -(C) Why Not Productions - Page 114 - France 2 Cinéma - Les Films du Fleuve – Lunanime
『エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜』で世界中を魅了し、フランス人女優として49年ぶり2度目のアカデミー主演女優賞の快挙を成し遂げたマリオン・コティヤール。その後も『ミッドナイト・イン・パリ』『ダークナイト ライジング』など話題作への出演が相次ぐ彼女が、現代のフランスを代表する名匠ジャック・オディアール監督とタッグ組み、両足をなくした女性という難役中の難役に挑んだ『君と歩く世界』の公開が2013年4月に決定した。

南仏・アンティーブの観光名所・マリンランドのシャチ調教師・ステファニーを突然襲った事故は、彼女の人生を一変させた。満場の拍手を浴びながら、シャチによる華麗なショーを指揮している最中にステージが崩壊し、両脚を失う大怪我を負ってしまったステファニー。絶望の海に沈んだステファニーが出会ったのは、他者への愛を表現する術を知らないアリという名の不器用な男。哀れみの目を向けず、妙な気づかいもせず、自分に接してくるアリに不思議な魅力を感じたステファニーは、すでに諦めかけていた生きる喜びを呼び覚まされ、自らの意思で未来へ踏み出す力を掴み取っていく。

2012年カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、フランス本国ではスマッシュヒットを記録した本作。宝石のようにきらめく幾つもの人生の発見に満ちあふれ、いかなる痛みや悲しみに打ちひしがれても這い上がり、時には生まれ変わることさえできる人間のもつ可能性を、息を飲むような迫真のリアリティで描き出す。

『天使が隣で眠る夜』('94)で監督デビューを果たしたオディアール監督は、いまやカンヌ映画祭やセザール賞の常連。前作『預言者』ではカンヌ国際映画祭審査員特別グランプリを受賞している。そして過酷なハンディキャップを抱えたヒロイン・ステファニーを演じたマリオンは、身体的制約の厳しい条件下にも関わらずドラマティックな感情の起伏をナチュラルに表現し、その素晴らしい演技力で2013年度アカデミー賞主演女優賞ノミネート最有力とも囁かれているほど。

またもう一人の重要人物にして、比類なき存在感を放っているのが、アリに扮した新星マティアス・スーナールツだ。そんなアリの人間性の目覚めをきめ細やかに描き、「人はなぜ一人ではなく誰かと一緒に生きたいと願うのか」という根源的なテーマを探求したオディアール監督の視点の奥深さには感銘を受けずにはいられない。

オスカー女優・マリオンと名匠・オディアール監督がタッグを組んで描く、再生と希望の物語。さらにグラミー賞の最優秀新人賞を射止めたシンガー・ソングライター、ボン・イヴェールが提供した挿入曲が、観る者の胸にエモーショナルな響きを与えてくれるはず。カンヌでの上映、フランスでのヒットに続き、ロンドン映画祭で最優秀作品賞を獲得するなど並々ならぬ大反響を呼び起こしている本作だけに、来年の公開が待ちきれない。

『君と歩く世界』は2013年4月6日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》

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