アカデミー賞前哨戦で、『ゼロ・ダーク・サーティ』が最多3部門受賞の快挙!

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『ゼロ・ダ−ク・サーティ』 ジェシカ・チャスティン場面写真
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早いものでもう年末。年が明ければ、映画界の一大イベントとも言えるアカデミー賞のノミネートが発表となり、2月には授賞式も開催される。まだまだ先のこと…と思うなかれ。本国アメリカでは5日(現地時間)、アカデミー賞前哨戦と言える「ナショナル・ボード・オブ・レヴュー賞」(以下、NBR)が発表された。今後の賞レースを占うこの賞で、今年最も湧かせたのはどの作品?

今年のNBRで作品賞、監督賞、主演女優賞の最多3部門の受賞を果たしたのが、『ハート・ロッカー』のキャスリン・ビグロー監督作『ゼロ・ダーク・サーティ』だ。ビンラディン捜索から捕縛に至るまでの道のりを事実に基づき忠実に描くと共に、その追跡劇に関わった人々の苦悩を衝撃的かつ赤裸々に、そしてリアルに再現した本作。この作戦に加わったテロリストの追跡を専門に活動する若きCIA分析官・マヤをジェシカ・チャスティンが熱演。「N.Y.映画批評家協会賞」に続いての受賞とあって、続くゴールデン・グローブ賞、アカデミー賞の大本命か!?

そして今回、主演男優賞のほか脚色賞、作品トップ9選出を果たしたのがハリウッドでいま最も期待される2人、『ハングオーバー』シリーズで人気を博し、米「People」誌の「世界一セクシーな男」に輝いたブラッドリー・クーパーと『ウィンターズ・ボーン』で弱冠20歳にしてアカデミー賞にノミネートされ、『ハンガー・ゲーム』が全世界で大ヒットを記録したジェニファー・ローレンスの競演作『世界にひとつのプレイブック』。最愛の人を失くして心が壊れた男女が立ち直ろうとするシリアスな物語のはずが、観客席は笑顔&爆笑! 常識を爽快に裏切る型破りの映画として早くも話題を集めている。さらに本作の脇を固めるのは名優ロバート・デ・ニーロ。続く賞レースでの本作のゆくえに目が離せない。

ブルース・ウィリス×ジョセフ・ゴードン=レヴィットの“新コンビ”の初競演で贈る、SFアクション・エンタテインメント『LOOPER/ルーパー』も大躍進! 見事、脚本賞を受賞し、作品トップ9にも選出された本作だが、タイムトラベルSF映画が脚本賞を受賞するのは、極めて異例の快挙なんだとか。脚本を手がけたのは、『BRICK ブリック』のライアン・ジョンソン監督。未来から転送される犯罪者を殺す職業“ルーパー”の男が、送られてきた30年後の自分と対峙し、誰も見たことがない“現代の自分VS未来の自分”の戦いを繰り広げるという斬新なプロットが評価されての受賞となった。さらに公開後の口コミとレビューでも高評価を得て、有名レビューサイト「Rotten Tomatoes」では、94点の高得点を記録するなど前例のない記録を着々と作り続けている。本年度アカデミー賞のダークホース的存在となるのか…?

さらに、助演男優賞を『ジャンゴ 繋がれざる者』のレオナルド・ディカプリオ、外国語映画賞をカンヌ映画祭でもパルム・ドールに輝いたヒャエル・ハネケ監督最新作『愛、アムール』、アニメーション賞をゲームの世界でヒーローになりたいと願う悪役たちの奮闘を描いた、ディズニー映画最新作『シュガー・ラッシュ』、ドキュメンタリー賞を『シュガーマン 奇跡に愛された男 』、アンサンブル・キャスト賞を『レ・ミゼラブル』が受賞。映画界のもっとも栄えある賞、アカデミー賞をゴールに今後、次々と開催される映画賞レース。作品の明暗を分けるとも言える、この華やかな戦いのゆくえはどうなるのか? 今年も大いに楽しませてくれることを期待したい。

ナショナル・ボード・オブ・レヴュー受賞一覧
作品賞:『ゼロ・ダーク・サーティ』
外国語映画賞:『愛、アムール』
ドキュメンタリー映画賞:『シュガーマン 奇跡に愛された男 』
アニメーション映画賞:『シュガー・ラッシュ』
監督賞:キャスリン・ビグロー(『ゼロ・ダーク・サーティ』
新人監督賞:ベン・ザイトリン(『Beasts of the Southern Wild』)
主演男優賞:ブラッドリー・クーパー(『世界にひとつのプレイブック』
主演女優賞:ジェシカ・チャスティン(『ゼロ・ダーク・サーティ』
助演男優賞:レオナルド・ディカプリオ(『ジャンゴ 繋がれざる者』
助演女優賞:『Compliance』(原題)
アンサンブル・キャスト賞:『レ・ミゼラブル』
ブレイクスルー男優賞:トム・ホランド(『The Impossible』)
ブレイクスルー女優賞:クヴェインゼイン・ワリス(『Beasts of the Southern Wild』)
脚本賞:ライアン・ジョンソン(『世界にひとつのプレイブック』
特別映画製作業績賞:ベン・アフレック(『アルゴ』
スポットライト賞:ジョン・グッドマン(『アルゴ』、『FLIGHT』、『人生の特等席』『パラノーマン ブライス・ホローの謎』
《text:cinemacafe.net》

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