『世界にひとつのプレイブック』の主演で賞レースを賑わせているブラッドリー・クーパーが、第一次世界大戦時を舞台にしたスパイ・スリラーに主演することが明らかとなった。この作品はベストセラー作家でジャーナリストでもある、ハワード・ブラム原作の「Dark Invasion」(原題)で、1915年、ドイツがオーストリアやオスマン・トルコらと同盟を結び、ヨーロッパを戦火で焼き尽くそうとしていたとき、まだ中立を守っていたアメリカが、イギリス、ロシア、フランスを中心としてドイツ側と戦っていた連合国に参加するのを阻止すべく、スパイをアメリカに送り込むというストーリー。ブラッドリーは、ドイツのスパイたちを捕らえる極秘チームを指揮するニューヨーク市警の警部トム・タニーを演じる。CIAによるとタニーは国家安全保障の史上初のリーダーと見なされたとのこと。日本ではコメディー作品出演のイメージの強いクーパーが、勇壮な国家安全保障チームのリーダーを演じる本作、とても楽しみだ。