独自の世界観で多くの映画ファンから愛されている監督、デヴィッド・クローネンバーグの最新作『コズモポリス』。このたび、2012年カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品され絶賛を浴びた本作の待望の予告編が遂に解禁となった。クローネンバーグ監督が、現代アメリカ文学最大の巨匠ドン・デリーロによる同名小説を僅か6日間で脚本を書き上げたという本作は、資本主義社会の終焉を黙示録的に描く極上のサスペンス・スリラー。散文詩のような鮮烈な語り口で、ひとりの男が生きる24時間をリアルなダイアローグで紡ぎながら、大都市の虚無感を映し出していく。主人公・エリックを演じるのは、これまで全米のティーンたちを熱狂させた『トワイライト』シリーズとは全く違う、ヴァイオレンスと狂気に満ちた役を熱演した、ロバート・パティンソン。さらに、『トスカーナの贋作』でカンヌ国際映画祭女優賞を受賞したジュリエット・ビノシュ、同じくクローネンバーグ監督作である『危険なメソッド』にも出演しているサラ・ガドン、『潜水服は蝶の夢を見る』でアカデミー賞4部門にノミネートを果たしたマチュー・アマルリック、さらにはサマンサ・モートンにポール・ジアマッティなど、各国を代表する演技派俳優陣が脇を固めている。到着した予告編で見どころとなるのが、新境地を披露するロバート演じる主人公・エリックを始め、一癖も二癖もある登場人物たちによるリムジンの内外で繰り広げられる挑発的な会話劇。さらに、リムジンという強固な殻の中で資本主義社会を操るエリックが徐々に心のバランスを崩してくさまをスタイリッシュな音楽で映し出しており、この予告編映像だけでも充分に本作の世界観が垣間見えるはず。ラストには「男は、自ら待つ死を知らなかった」とあるが、一体エリックを待ち受ける運命とは何なのか？ まずはこちらの予告編から、狂気とセクシーさを併せ持つこれまでにないロバートの魅力をご覧あれ。『コズモポリス』は4月13日（土）より、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。※こちらの予告編映像はcinemacafe.net記事内ページにてご覧いただけます。(C) 2012–COSMOPOLIS PRODUCTIONS INC. / ALFAMA FILMS PRODUCTION / FRANCE 2 CINEMA
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