【雅子ブログ】セザール賞のゆくえ
いよいよ来週に控えたアカデミー賞授賞式、楽しみですね。毎年のことだけど、その前にセザール賞があります。フランス映画好きの人はもちろん注目しているはず。フランス版アカデミー賞といわれるセザール賞。今年もオスカーの前にセザールをチェック!
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2012年度・第38回セザール賞、毎年公式ポスターが楽しみですが、今年はシモーヌ・シニョレ(舌かみそう?)。この偉大な女優を知ってますか? イヴ・モンタンの妻という方が分かりやすいかな。社会党に傾倒して、デモに参加したりと政治活動にも盛んなインテリジェンスな女優でした。この写真は若い時なので、晩年の貫禄オバサン風のイメージからはちょっと想像つかないかもしれません。シニョレは1977年に『これからの人生』という映画で第3回セザール賞主演女優賞を受賞。ちなみに記念すべきセザール賞第1回目はロミー・シュナイダー。
さて、注目のノミネートには日本でも公開される(た)話題作も続々。『マリー・アントワネットに別れをつげて』、『愛、アムール』、『君と歩く世界』、『ホーリー・モーターズ』と、ブログに以前書いた女優で監督のノエミ・ルヴォヴスキの『Camille Redouble』(原題)などが拮抗しています。
賞をズラリ羅列すると、作品賞、主演女優賞、主演男優賞、監督賞、助演男優賞、助演女優賞、新人監督賞、若手有望男優新人賞、若手有望女優賞、脚本賞、脚色賞、撮影賞、編集賞、音響賞、衣装デザイン賞、美術賞、アニメーション映画賞、外国映画賞、作曲賞、短編映画賞。いやいや、映画というのは本当に総合芸術だと思い知らされますね。
だいたい前記の日本公開作品5本が何かしらに絡むのではと予想しています。今回、『愛、アムール』でノミネートされている名優ジャン=ルイ・トランティニャンは、意外やセザールの受賞経験ナシ。獲って欲しい!
外国映画賞では、もちろん『アルゴ』もノミネート。ほかには『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』、『天使の分け前』など。
アメリカとはまた違う華やかさが漂うフランス映画の祭典。授賞式はパリ・シャトレ劇場で。今年の委員長はジャメル・ドゥブゥーズ(ちょっと意外…)。