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【MOVIEブログ】女性のための官能映画:『ゲンスブールと女たち』

女性の皆さん、エロい男はお好きですか?

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『ゲンスブールと女たち』
©2010 ONE WORLD FILMS STUDIO 37 UNIVERSAL PICTURES INTERNATIONAL FRANCE FRANCE 2 CINEMA LILOU FILMS XILAM FILMS 『ゲンスブールと女たち』
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女性の皆さん、エロい男はお好きですか?

1960年代~1970年代にかけて、一世を風靡した伝説的な音楽家セルジュ・ゲンスブール(1928年~1991年)。数々のフレンチ・ポップスを世に送り出した事で有名な彼ですが、一方で沢山の美女たちと浮き名を流しエロティックな歌を作詞した事でも有名ですね。だいたい伝記映画がR15指定で公開され、官能映画として紹介される有名人なんて他にいますか?さすがは稀代の色男ゲンスブール、亡くなってなお伝説を作ります。

ロシアからフランスへ移民したユダヤ人一家に生まれたリュシアンは、自分の容貌に自信のない風変わりな少年だった。彼はピアニストの父親から厳しくピアノを教え込まれ、学校で絵画を習うなど芸術的な教育を受けていた。戦時中、一家は田舎へ疎開しユダヤ人狩りを逃れた。青年となったリュシアンはパリの美術学校で絵画を続けていたが、徐々に音楽の道へと入っていき、セルジュ・ゲンスブールと名乗って歌手・作曲活動に専念するようになる。そして人気歌手や女優に曲を提供し、一躍スターダムへと駆け上がる…。

さて、伝記映画で重要となるのはキャストですが、この映画ところどころ登場人物がご本人に似てない…。でも良いのです。非常にファンタジー仕立ての映画なので、雰囲気重視なのです。女性の皆さんに注目していただきたいのは色男ゲンスブールを虜にした2人の女性。今でもファッション誌にお手本として登場する憧れの女優たちです。まずは彼と不倫関係にあったブリジット・バルドー。すでに大スターであったバルドーは、ホットパンツに真っ黒のニーハイブーツで見たこともないようなセレブ犬を連れて登場し貫禄たっぷりというか、ちょっとコワイ…。演じるのはレティシア・カスタというフランス人女優で、パトリス・ルコント監督の『歓楽通り』での幸薄そうな娼婦役が印象的でしたが、いつのまにこんな豊満ボディーに!?世界のセックス・シンボルであるブリジッド・バルドーを演じるのは相当勇気がいると思うのですが、見事な巨乳にお尻にくびれたウエストでただただ感服です。そして、ゲンスブールといえばジェーン・バーキン。彼と初めて会う日に来ていた白いレースのミニ・ワンピース、可愛いのですが透け透けなんですけど!車でパーティに行くならいいけど、それで街を歩くのはまずいでしょ!演じているイギリス人の女優さんは、この映画を最後に自殺したとの事で驚きました。それにしても、当時三十路だったムチムチのバルドーから、二十歳そこそこだったガリガリのバーキンまで、守備範囲広すぎるよ、セルジュ・ゲンスブール…。

突然ですがここで、“官能”と“エロ”の違いについて考えてみましょう。厳密に言えば同じなのですが、ニュアンスなんですよね。“官能”って言うとちょっと高尚で哲学的な感じがするじゃないですか?ところが“エロ”だともうちょっとリアルで下世話なイメージですよね。例えるとするなら“官能=黒いレースの下着”だとしたら、“エロ=白いブラ&パンティ”みたいな事です(?)。私はいつも“官能”という言葉に逃げていますが、ゲンスブールは明らかに”官能”ではなく”エロ”の人で、それもわざわざエロを選んでいて、彼にとってエロとは反抗の手段であり、愛であり、人生だったのだろうなと思うのです。

この映画でゲンスブールの人生の一端が知れたとしても、彼が本当は何を考えていたのか、何故そんなにモテたのかは知る由はありません。ルックスへのコンプレックスが女遍歴や創作活動への原動力というのも憶測です。ただ、この映画を観て数々の名曲を聴きながらエロい気分に浸るのが、セルジュ・ゲンスブールという人を理解する一番の近道だと思います。

●今週の一言
「あなたの前ではいつも自信がなくなるの」
愛人ゲンスブールにバルドーが言う台詞。これを自信が服を着て歩いているような(服を着ていないこともしばしばですが。)ブリジット・バルドーに言われたらプライドの高い男はイチコロですよね。さすが恋多き女バルドーは一枚上手です。強めの女性の皆さん、プライドの高い男にはこの台詞を言ってみましょう。確実に効き目がありますよ!

放送は映画チャンネルのイマジカBSでご覧下さい!

『ゲンスブールと女たち』
(2010/フランス=アメリカ/ジョアン・スファール監督/R-15)
3月8日(金)  23:30~ほか イマジカBSにて放送
詳しい放送情報はコチラ
イマジカBSのHPはコチラ
《text:Lady M》

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