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【女子に捧げるフランス映画 第1回】ほんとに女子の恋は“上書き保存”?

フランス映画にどんなイメージをお持ちだろうか? 昨年のアカデミー賞を賑わせた『アーティスト』? 世界中で大ヒットを記録した『最強のふたり』? はたまた、オシャレ女子たちを虜にした『アメリ』…

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『グッバイ・ファーストラブ』 by 特集上映「フレンチ・フィーメイル・ニューウェーブ」
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フランス映画にどんなイメージをお持ちだろうか? 昨年のアカデミー賞を賑わせた『アーティスト』? 世界中で大ヒットを記録した『最強のふたり』? はたまた、オシャレ女子たちを虜にした『アメリ』? 軽やかな作風の中に一味効いた独特のエッセンス、さらに魅惑の街並みと美意識が作り出す映像美。そんな魅力がたっぷり詰まったフランス映画、中でも女性監督たちが自身の実体験から作り上げた日本初公開となる3作品を特集上映する「フレンチ・フィーメイル・ニューウェーブ」が今月30日(土)から6週間限定で開催される。

そこで、シネマカフェではこの女子にこそ観てほしいフランス映画3作品を、「初恋」、「ファッション」、「妊娠・結婚」と3回にわたってご紹介。第1回目は、誰もが経験し、そして2度とは味わえない「初恋」をテーマにした、『グッバイ・ファーストラブ』をピックアップ!

舞台は、1999年のパリ。主人公は、高校生の少女・カミーユと少年・シュリヴァンだ。2人は南仏にバカンスへ出かけるものの、将来のために外国に行きたいと考えるシュルヴァンと、彼と離れたくないカミーユとの間にずれが生じ、気まずい空気が漂う。やがて南米へ旅立ったシュリヴァンは、手紙で別れ話を切り出し、ショックを受けたカミーユは自殺未遂を起こす。時は流れ、大学で建築を学んでいたカミーユは、町中でシュリヴァンの母親と遭遇。そのことをきっかけに2人は再会し、再びデートを重ねるようになるのだが…。

この甘さ控えめのビターな物語は、監督を務めたミア・ハンセン=ラブの思い出に基づいて描かれたものだ。不器用な女の子と男の子。そして、その“ほろ苦い”思い出を抱えたまま大人になり再会した2人。しかし、そんな彼らにはそれぞれに親密な人がいる。誰のせいでもなく、ただ時間が過ぎてしまったこの状況に、心が苦しくなる一方でふわりと再会の喜びで浮かぶ瞬間もある。しかし後悔は、コーヒーに溶ける砂糖のように、薄く、そして心の隅々までまんべんなく広がっていく。

「男はフォルダ保存」、「女は上書き保存」と男女の恋の考え方がよく携帯のメモリー機能に例えられるが、大人になった2人のシーンでは、そんな男女の恋の捉え方の違いもしっかりと描かれている。

再び出会った2人だが、ヒロインのカミーユは大学教授と不倫中。しかし心の底ではシュリヴァンへの思いを断ち切れずにいる。つまりは、“上書き”できずにいたのだ。また、あの10代の頃のように…そんな思いに囚われ続けるカミーユに、思わず共感してしまう人も多いのでは? 

いろんな恋をしてみても、「初恋」だけは別モノというなんともロマンチックでちょっとセンチメンタルな物語。本作と共に、あなたもふわふわと蘇る初恋の思い出に浸ってみるのはいかがだろうか?

『グッバイ・ファーストラブ』は、3月30日(土)より開催の特集上映「フレンチ・フィーメイル・ニューウェーブ」(@渋谷シアター・イメージフォーラム)にて6週間限定上映。
《シネマカフェ編集部》

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