スタバのコーヒーがケーキになって登場! 開発担当に訊く“コーヒー&エスプレッソケーキ”の狙い

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人気のビバレッジから生まれた「コーヒー&エスプレッソケーキ」
  • 人気のビバレッジから生まれた「コーヒー&エスプレッソケーキ」
  • 開発担当者 スターバックス コーヒー ジャパン 今井道子氏
  • 人気のビバレッジから生まれた「コーヒー&エスプレッソケーキ」
  • コーヒーとの相性は抜群!
  • 格子柄のコーティングがたまらない「キャラメル マキアート」
  • コーヒー風味がしっかり味わえる「ラテ」。食感を重視して底はタルト生地になっており、上部にはホワイトパウダーも
  • 中にがナッシュクリームとチョコレートチャンクをいれた食感豊かな「カフェ モカ」
  • 左が、今回のパウンドケーキ専用の紙袋。3個以上持ち帰りするともらえる。
 スターバックス コーヒー ジャパンは、「キャラメル マキアート」「カフェ モカ」「ラテ」の3種のビバレッジからインスパイアされた同名のフードメニューを、「コーヒー&エスプレッソケーキ」として13日から発売する。スコーンやシフォンケーキなど、フードメニューを数多くそろえるスターバックスが、今回改めて原点とも言えるビバレッジからインスパイアされたパウンドケーキを出す狙いとは何なのか。開発担当の今井道子氏に聞いた。

――今回の新商品を開発された経緯を教えてください。

 今井氏:お客様に「スターバックスのフードといえば、何を思い浮かべますか」と聞いた時、なかなか「これ!」という商品名が出てこなかったんです。商品名が挙がったとしても、それぞれ違うものをイメージしていて共通した一つの商品名が挙がることはありませんでした。これまでもスコーンや、シナモンロールというフードメニューはあったのですが、やはり最高のコーヒーをサポートできる、「スターバックスのフードといえば、これだ!」という商品を一つ作らなければいけないと思い、今回の商品を開発することになりました。

――なぜ、それがパウンドケーキだったのでしょうか。

 そもそもスターバックスは、アメリカから来た会社で、今回、まるでアメリカのコーヒーハウスにいるような感覚を持ってほしいと、「American Coffeehouse Experience」を商品コンセプトに掲げています。その中で、アメリカのカフェやコーヒーハウスで必ずと言っていいほど販売されているフードとして候補に挙がったのがパウンドケーキでした。実際に、シアトル、ニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコと、アメリカで市場調査を重ねる中で、アメリカのパウンドケーキは、日本のに比べて重量感があることが分かりました。凝縮しているというかズッシリ重みを感じるというか。そこで、その重量感を土台に商品開発を進めていこうと思ったんです。

 アメリカでもともと「コーヒーケーキ」を、「コーヒーと相性の良いケーキ」という意味で用いることにヒントを得て、今回の新商品シリーズを「コーヒー&エスプレッソケーキ」と名付けました。そして、ただただ普通のフレーバーのパウンドケーキを作ってもスターバックスならではというところは伝わらないと思い、スターバックスの原点である人気ビバレッジ3種をフレーバー要素に選び、スターバックスらしい新しい定番メニューとして開発に取り掛かりました。

――商品として完成されるまで、どれぐらいの時間がかかったのでしょうか。

 1年ほどかかりました。通常のフード開発だと約半年ほどで商品化するので、時間が掛かった方だと思います。

 一番苦労したのが、マーブルの部分です。商品の表情を出すということもあってこだわった部分ですが、手作りのため、商品によってはマーブルが上手に混ざっていなかったり、2層の生地が分裂してしまったり……。さらに、間に挟んであるソースを入れる作業も大変で、ソースが分散してなくなってしまったり、下に沈殿してしまったりと思うようにはいきませんでした。何度も改良を重ね、生地の比重を緻密に計算した結果、今回のようにマーブルが綺麗に混ざり、生地の間に上手くソースが入るようになったんです。

――マーブルとソースもそうですが、上にホワイトチョコレートがかかっていたりと、食べる場所によって表情が違うんですね。

 そうですね。例えば、「キャラメル マキアート」なら、キャラメルシロップが入ったコーヒー風味の生地とバニラ風味の生地がマーブル状に混ざり、ビターキャラメルソースが間に挟まれているのですが、それだけではなく、キャラメルチョコレートのチャンクを入れたり、ビバレッジと同じように表面をキャラメルソースで格子状にデコレーションしています。

 「カフェ モカ」の場合は、ビバレッジのホイップクリームに見立てたホワイトチョコレートを上にかけていますし、「ラテ」はコーヒー風味の生地により多くコーヒー入れることで、ほろ苦さを表現しています。背が高く、厚切りで提供するパウンドケーキなので、単調なものでは飽きられてしまうため、どこを食べても違った表情・食感を楽しんでもらえるように工夫しました。

 それぞれのビバレッジに極めて近い状態のパウンドケーキに仕上げることで、スターバックスのコーヒーを引き立てるフードが出来上がったと自負しています。

――リーフレットもとてもかわいいですよね。オフィスのデスクに飾っておくだけでも、おしゃれだと思います。

 ありがとうございます。いまお話したように、ストーリーがある商品なので、それに合わせてリーフレットも作成しました。リーフレットを見て、「かわいい!」と思って手にとっていただける方が増えるとうれしいですね。

――商品をより楽しむためのオススメの食べ方や、コーヒーとのオススメのペアリングを教えてください。

 お家で食べる場合は、冷やしてホイップクリームやアイスクリームと一緒に食べるのもオススメです。「カフェ モカ」については、チョコレートがとろけるぐらい温めてホイップクリームと食べても、また違う楽しみ方ができます。

 お店でも、30円でホイップクリームを追加したり、さらにお店に設置してあるシナモンパウダーやココアパウダーを上からかけて食べたりすると、様々なフレーバーが一度に味わえて良いと思います。

 コーヒーとのペアリングでは、パウンドケーキの生地が重めなので、エスプレッソローストやスマトラ、イタリアンなど、強めのコーヒーと合わせることがオススメです。この商品に限らず、スターバックスのフードは、スターバックスのコーヒーをより美味しく召し上がっていただくためのものということで用意しています。お店のパートナー(店員)に聞いてもらえば、フードに応じたオススメのペアリングを教えてくれると思います。

――女性としては、パウンドケーキ専用の紙袋がついているのもオシャレでうれしいです。お土産が華やかになるというか。

 一つの商品に対してオリジナルの袋を作ったのは初めてなのですが、お家用としてもお土産用としても、より気軽にスターバックスのコーヒーと一緒に楽しんでほしいと思い作成しました。パッケージ自体もスターバックスならではというか、コーヒーのパッケージと同じ質感で作りました。ちなみに、3個以上のお買い上げで、この紙袋がついてきます。

――最後に、今後の展開を教えていただけますか。

 まずは今回の「コーヒー&エスプレッソケーキ」3フレーバーの魅力をきちんとお客様に伝えていきたいです。スターバックスに行ったら「これだな!」という、これまでのフードのイメージを変えるスタートとして、全社をあげて取り組んでいきます。今後は、季節に合わせてフレーバーの足し引きをしながら、さまざまなパウンドケーキを展開していきたいと思っています。

――ありがとうございました。

 記者も実際に食べてみて、コーヒーとの相性の良さに驚いた。例えば「ラテ」なら、一番下にタルト生地、上にはフォームミルクをイメージしたというパウダーがかかったホワイトチョコレート、中には2層の生地など、食べる場所によって食感も味も様々に楽しめることはもちろん、コーヒーと一緒に食べることで、重量感のあるパウンドケーキの甘さを最後まで飽きずに楽しむことができる。厚切りで満足感のある商品ながら、女性でもあっという間に完食できるようになっている。今後展開される季節のフレーバーにも、期待が募るばかりだ。

【インタビュー】スタバの人気ビバレッジがケーキになって登場!“コーヒー&エスプレッソケーキ”の狙いとは

《RBB TODAY》

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