【MOVIEブログ】香港フィルマート

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18日の月曜日の早朝にジャカルタを出て、映画マーケットの「Hong Kong FILMART」に参加すべく香港入りしました。

前回のブログであんなにはしゃいでしまったのは、海外で映画と全く無縁な一日を過ごしたことがあまりにも久しぶりだったからだろうというのが自己分析で、とにかく休日モードを徹底的に払拭して仕事モードに切り替えねばまずい…。「香港フィルマート」は香港国際映画祭に併設されている映画マーケットで、春の重要なアジア映画のイベントであります。

というわけで、月曜日の17時に香港のホテルにチェックインして、そのまま会場にダッシュして手続きを済ませ、ホテルに戻って一休みしてから、22時からの「AFA(アジアン・フィルム・アワード)」のパーティーヘ。AFAはアジア映画の話題作の間で競われ、「香港フィルマート」とともに香港映画祭に併設されている授賞イベントです。

そのAFAで、今年は見事に渡辺真起子さんが『チチを撮りに』で助演女優層を受賞! 素晴らしい。渡辺真起子さんは東京国際映画祭でも毎年のようにお世話になっており、つい先日の夕張でもご挨拶したばかりだったので、僕もとても嬉しい。短い時間だったけれどこのパーティーでまたお会いすることができて、お祝いをお伝えできてよかった!

そのまま、香港で合流した同僚と話し込んでいたら1時半になってしまい、慌ててホテルに戻って、即ダウン。

明けて19日、香港では、とにかくひたすらミーティング。先のベルリンでは欧米系の会社中心のミーティングだったので、ここ香港ではアジア系の会社と片っ端から会って、今年もよろしくとご挨拶をしたり、新作の情報を収集したり。

主にアジアの映画機関や映画会社が多くブースを連ねる(写真)「香港フィルマート」の中に、「HAF」という企画マーケットがあって(プロデューサーや監督が次作の共同製作者を探したり、出資者を探したりする場、と言えばいいかな)、今年はここに河瀬直美監督やアピチャッポン・ウィラーセタクン監督やワン・ビン監督などが企画を出品していて、なんとも豪華。

河瀬監督とは目礼しか交わせなかったけれど、アピチャッポン監督とワン・ビン監督を含む6つの企画とミーティングをして、エキサイティングなプロジェクトの数々に期待は高まるばかり。いやあ、特にアピチャッポン企画は、もう完成を待てないほど素晴らしい内容で、監督が撮ったスチール写真で構成されたプレゼン用ブックレットを前に、うっとりしてしまう…。

夜は、東京国際映画祭とTIFFCOM(東京の映画マーケット)が共催する「ジャパン・パーティー」があり、僕もホスト側として参列。ワン・ビン監督や黒沢清監督らが出席して下さったので、とても賑やかに盛り上がりました。ああ、何ともありがたいことです。

23時過ぎにパーティーはお開きとなり、そのまま同僚たちと会場近くのレストランで打ち上げ。僕はすきっ腹にワインを飲んでしまったせいか、かなり酔っ払ってしまい、ふらふらとホテルに辿りついたら2時半。ベッドへ直行。

明けて20日、水曜日。30度を超すジャカルタから来たせいか、香港はそれほど暑く感じないですね。20度ちょい、くらいかな。湿気はたっぷりだけど。

9時半からの試写で映画を半分だけ観て、10時半からミーティング開始。そのまま18時過ぎまで、13件ほど連続ミーティングで、んー、さすがに疲れた…。

18時半に「香港フィルマート」会場を離れ、「香港国際映画祭」が行われている会場に行くべく、地下鉄に乗って九龍へ。お目当ては、『Beautiful 2013』という作品のワールド・プレミア上映。本作は、「美」をテーマに、日本と中国と台湾と香港の4人の監督が競作した短編オムニバス映画で、その中の1本を黒沢清監督が手がけています。

上映前に4人の監督が登壇し、黒沢監督は「このような短編映画を久しく撮っていなかったので、今日はなんだか新人監督に戻ったような心境です」と会場にご挨拶。

さて、『Beautiful New Bay Area Project』と題されたこの黒沢監督の「新作」は、はたして驚きの快作だった! 導入部からは想像ができないアクション映画で、主演の三田真央さんの動きが素晴らしい。久しぶりに「リアル」なアクションを見た気がする。恥ずかしながら僕は三田真央さんという女優さんを知らず、一体何者だ…? 共演の柄本佑さんもちょっとした怪演で印象深く、『贖罪』を未だに見逃したままの僕にとっては久しぶりの黒沢映画満喫!

21時半に上映が終わり、HAFのパーティーに行ってみたら知っている人があまりいないのでそそくさと退散し、ホテルへ。

あとはこれを書いて、今日は久しぶりに早く寝てしまうつもり!
《text:Yoshihiko Yatabe》

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