今、なぜ彼!? ハリウッドの“超”売れっ子のヒミツを元「SCREEN」編集長が分析

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ジョン・キューザック/『コレクター』 -(C) 2009 Dark Castle Holdings, LLC
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  • 『殺しのナンバー』 -(C) 2012 MMXII Numbers Station Films Ltd. All Rights Reserved.
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今年の日本公開ラインナップだけでも既に4本が確定しており、その後、待機作が10本も控えている、ハリウッドで引っ張りだこ状態の俳優がいる。彼の名はジョン・キューザック。決して派手な俳優ではないが、渡辺謙と共演した『シャンハイ』『推理作家ポー 最期の5日間』など、良作に出演してきた演技派は今年さらに開花するようだ。

スタートを切るのは、“ジョン・キューザック・スペシャル”と銘打って連続上映される先日より公開中の『コレクター』と6月22日(土)公開の『殺しのナンバー』だ。

『コレクター』は、全米を震撼させた実在のシリアルキラーを基に描かれたサイコ・サスペンス。その基となった“ゲイリー・ハイドニック事件”は、1986年、6人の娼婦を監禁、強姦、暴行を繰り返した上、2人を殺害したアメリカ犯罪史に残る猟奇事件。ジョンは、謎の娼婦失踪事件を追っていたニューヨーク市警の敏腕刑事で、自分の娘を誘拐されてしまい、一刻を争う中で執念深く犯人を追い詰める役柄を熱演する。

また、『殺しのナンバー』では、ジョンはCIAの暗号エージェント“乱数放送オペレーター”を守る捜査官に。この“乱数放送”とは、世界各国の情報機関や犯罪組織などが短波放送を使って暗号化した重要指令を、現場にいるエージェントたちに送信するツールのことで、果敢にも世界のタブーに挑んだ意欲作に仕上がっている。

この2作の公開から間もなく、7月にはザック・エフロン、マシュー・マコノヒー、そしてニコール・キッドマンと演技合戦を繰り広げる、リー・ダニエルズ監督(『プレシャス』)の『ペーパーボーイ 真夏の引力』が控え、ジョンは無実の死刑囚役に挑戦する。年内公開の最後の1本では、今度は一転、シリアルキラーを演じ、ニコラス・ケイジ、ヴァネッサ・ハジェンズと共演する『The Frozen Ground』(原題)だ。

その後の待機作には、イライジャ・ウッドと共演の『Grand Piano』(原題)、ロバート・デ・ニーロど共演の『Motel』(原題)、スティーブン・キング原作「Cell」の映画化作品、さらにエマ・ロバーツと共演のコメディ作品『Adult World』(原題)が続々と控える。続く『The Butler』(原題)ではまたもやリー・ダニエルズ監督からお声がかかった。そして『No somos animales』(原題)、『スピード』ヤン・デ・ボン監督の『Five Minutes to Live』(原題)では果敢にアクションにも挑戦。

さらに最近では、鬼才デヴィッド・クローネンバーグ監督のスリラー『Maps to the Stars』(原題)に出演が決定し、極めつけは大空を舞台にしたアクロバティックなアクションにも期待がかかる『Airspace』と、「ザ・ビーチ・ボーイズ」の半生を描いた『Love & Mercy』(原題)に出演交渉中との噂もあり、ここ数年間は毎月どこかでジョンを見かけることになりそうな勢いだ。

間もなく47歳になるキューザックが、何故いまになってこれほどまでに映画界で張りだこの状態なのか? 映画雑誌「SCREEN」の元・編集長で、現在は映画ライターとして活躍している紀平照幸氏にこのジョンの人気ぶりについて聞いてみたところ…。

「元々は青春スターなので親しみやすさは満点、舞台仕込みの演技力で悪役やダメ人間もこなせる。主役を演じても、意外にラストでの生存率は高くないので、観客は常にハラハラさせられる」と分析してくれた。

「特定の役柄に縛られることなく、監督にとってはとても使いやすい俳優」と言われるように、これまでのありとあらゆる役を演じた演技経験が、今、まさに花開いたのだろう。2013年を皮切りに大活躍となる、俳優ジョン・キューザックにぜひ注目してみて。

2作品連続上映“ジョン・キューザック・スペシャル”
『コレクター』は新宿ミラノにて先行公開中、6月8日(土)より全国にて公開。
『殺しのナンバー』は6月22日(土)より新宿ミラノほか全国にて公開。
《text:cinemacafe.net》

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