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【雅子BLOG】フランス映画祭、作品紹介最後

と言うわけで、引き続き作品紹介を。最終日の4作品です。

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椿姫ができるまで (Traviata et nous)
椿姫ができるまで (Traviata et nous)
  • 椿姫ができるまで (Traviata et nous)
  • 母の身終い(Quelques heures de printemps)
  • Populaire(原題)
  • 恋のときめき乱気流(Amour & turbulences)
と言うわけで、引き続き作品紹介を。最終日の4作品です。

24日は月曜日ということで、観客はどのくらいになるかな、と要らぬ心配をしたりしますが、初回の作品は『椿姫ができるまで』。これは絶対観たい作品です。というのも先行試写では観られなかった3作品のうちの1つがコレ。秋に公開が決定しているけれど、せっかくなので会場で観る予定。今回、長編では唯一のドキュメンタリー作品ということで楽しみです。世界最高峰のオペラ歌手ナタリー・デセイが創り上げる名作「椿姫」の舞台裏に迫る貴重な記録。今年はヴェルディ生誕200年です。フィリップ・ベジア監督と演出家のジャン=フランソワ・シヴァディエが来日、登壇。面白い裏話が聞かれるかな。

14時30分~の2回目は『母の身終い』。ステファン・ブリゼ監督に主演はヴァンサン・ランドン。どこか寂しげで、ワケありな中年を演じたら右で出る者はいないでしょう。演技も巧い。本作も未観の作品ですが、彼の出演する作品はいつも楽しみです。本作は、不治の病に最期の時を決める母親と出所したばかりの息子、母と息子の絆を問う感動ドラマ。ブリゼ監督と、母親役のエレーヌ・ヴァンサンが来日、上映後Q&Aを行います。じっくりした深いドラマもいいですね。

いよいよ残り2本。3回目は『タイピスト!』。これはブログで前記したとおり、素敵なエンタメ要素バッチリの楽しい作品。『アーティスト』『オーケストラ!』のスタッフが結集したサクセス・ストーリー! 50年代のフランスが舞台。女性が働く時代になり、秘書という職業がもてはやされた時代、タイプライターの早打ち選手権を目指して奮闘する様が微笑ましい。また50年代の背景、ファッションも見所。レジス・ロワンサル監督と主演のデボラ・フランソワが来日です。デボラはデビュー作『ある子供』(ダルデンヌ兄弟監督)がカンヌでパルムドールを獲り、着実にキャリアを伸ばしてますね。

そして、最終上映を飾るのは、『恋のときめき乱気流』。リュディヴィーヌ・サニエ主演。これもブログに書いたけれど、オシャレでロマンティック、もちろん色恋ありの、キュートなフレンチラブコメディ。サニエ嬢は等身大の女性をイキイキと演じ、『プレイヤー』の脚本も手がけるニコラ・ブドスとの共演を楽しんでいるよう。あんな過去もこんなこともフラッシュバック形式で描かれ軽妙な演出です。これは日本人にウケそうな作品なんだけどなぁ。末配給なので生サニエ嬢のQ&A付きで是非とも!

と、駆け足でご紹介してきましたが、オススメは敢えて言わず、フランス映画の多様性を存分に楽しんでいただけたらと思います。

そして、昨日は銀座アップルストアで、オゾンのトークショーが行われました。MCはブログでお馴染みの矢田部さん。子供の頃の話しから、監督になった経緯、もちろん初期の作品から本作に至るまでそのヒットメーカーの秘密に迫った1時間。終始、和やかなムードで貴重なトークを聞くことができました。

さぁ、今年もフランス映画祭が開幕。オゾンの作品からスタートです!
《text:Masako》

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