「胸に花が咲く」不思議な病、クリエイターを刺激

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『ムード・インディゴ~うたかたの日々~』 -(C) Brio Films - Studiocanal - France 2 Cinema All rights reserved
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  • 『シャニダールの花』 -(C) 2012「シャニダールの花」製作委員会
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  • 『シャニダールの花』 -(C) 2012「シャニダールの花」製作委員会
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綾野剛主演で公開中の映画『シャニダールの花』と、今秋公開されるフランス映画『ムード・インディゴ~うたかたの日々~』には、共通点がある。どちらも「胸に花が咲く」という不思議な病を背負う女性が主人公なのだ。

なんでも『シャニダールの花』を観た人は、「なつかしくなって読み返した」と、『ムード・インディゴ』の原作で、“恋愛小説の最高峰”とも称される『うたかたの日々』(ボリス・ヴィアン著)についてツイッターでつぶやいているとか。

『シャニダールの花』は、選ばれた女性の胸にだけ花が咲くという不思議な現象を、綾野剛演じる植物学者が謎解きしていく物語だ。メガホンをとった石井岳龍監督は、「身近な存在でありエロスや死の象徴でもある花を見つめ直すことで、現代人が失った大きなものに気づく……。花鳥風月を愛する日本人はそういう表現に長けている。日本人として突き動かされるものがありました」と語る。

石井監督も『うたかたの日々』を好きな作品だと語るが、もちろん『シャニダールの花』は長年温め続けてきた完全オリジナル作品である。

一方、『アメリ』のオドレイ・トトゥと、『タイピスト!』の公開も控えるロマン・デュリスが共演する『ムード・インディゴ~うたかたの日々~』は、フランスで400万部を超える大ミリオンセラーを記録している『うたかたの日々』を、独創的な映像演出で知られる『エターナル・サンシャイン』のミシェル・ゴンドリー監督が映画化したものだ。

ゴンドリー監督は「僕の制作に、ボリス・ヴィアンの影響は強く出ているね。僕にはものを人間に見立て、空想をふくまらせていく傾向があるんだけど、そこは彼の作品と通じるものがあるよ。今回の主人公は胸に花が咲く病にかかる女性だけど、そのアイディアは最高だね」と語っている。

『ムード・インディゴ~うたかたの日々~』の主人公は、あるパーティで運命的な出会いをしたクロエ(オドレイ・トトゥ)とコラン(ロマン・デュリス)。愛に満ちた幸せな日々を送る2人だったが、ある日突然、クロエは肺の中に睡蓮の花が咲く不思議な病にかかってしまう。日増しに衰弱していくクロエを救おうと、コランはすべてを投げ打ち、ある奇妙な仕事に手を出すことになるのだが……。

なお『うたかたの日々』は、日本では岡崎京子による同名の漫画化や、『クロエ』(監督・利重剛、出演・ともさかりえ、永瀬正敏)のタイトルでも映画化されている。エディターの故・川勝正幸氏は、当時、漫画の帯に「この作品の痛さと美しさは21世紀に入っても錆びついていない」と寄稿したが、“胸に花を咲かせる女性”というのは、クリエイターたちの創造力を刺激する題材であることは間違いなさそうだ。

『ムード・インディゴ~うたかたの日々~』は10月5日(土)より新宿バルト9・シネマライズほか全国にて公開。
《cinemacafe.net》

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