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ポン・ジュノ監督が“ノアの方舟”を描く 『スノーピアサー』日本公開へ

『殺人の追憶』(’03)『グエムル-漢江の怪物-』(’06)『母なる証明』(’09)と作品を発表するごとに、その完璧な構成力と斬新な映像で観る者を圧倒し、世界中で注目を集める鬼才ポン・ジュノ監督。

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『スノーピアサー』 - (C) 2013 SNOWPIERCER LTD.CO.  ALL RIGHTS RESERVED
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  • ポン・ジュノ監督 Getty Images
  • ソウルでの記者会見(7月29日) Getty Images
  • クリス・エヴァンス。ソウルでの記者会見(7月29日) Getty Images
『殺人の追憶』('03)、『グエムル-漢江の怪物-』('06)、『母なる証明』('09)と作品を発表するごとに、その完璧な構成力と斬新な映像で観る者を圧倒する、韓国の鬼才ポン・ジュノ監督。このほど、初めてインターナショナル・キャストを迎え、英語作品として世界に発信する最新作『スノーピアサー』の日本公開が決定した。

2014年7月1日。地球温暖化を阻止するため、78カ国でCW-7と呼ばれる化学薬品が散布されたが、地球上はすべて氷河期のように深い雪で覆われてしまう。かろうじて生き残った人類は、一台の列車に乗って地球上を移動し始めた。

17年後の2031年。その列車では、多くの人間が後方の車両に押し込められ、奴隷のような生活を強いられる一方、一部の上流階級は前方車両で、雪に覆われる前の地球と変わらない贅沢な生活をしていた。そんな中、一人の男カーティス(クリス・エヴァンス)が立ち上がった。彼は仲間を引き連れて、自由を求め、反乱を試みて先頭車両を目指すのだが…。

原作はフランスのコミック「LE TRANSPERCENEIGE」。化学薬品によって地球温暖化を防ごうとした結果、新たな氷河期に突入してしまった地球が舞台となり、生き残った人間はすべて1台の列車に乗って生活するという、近未来版“ノアの方舟”のような設定だ。

革命に燃える若きリーダーとなる主人公カーティスを演じるのは、『アベンジャーズ』の一員「キャプテン・アメリカ」としても知られるクリス。共演には、アカデミー賞女優ティルダ・スウィントン、オクタヴィア・スペンサーを始め、ジョン・ハート、エド・ハリスら実力派俳優がそろった。また、ポン・ジュノ作品の常連でもある名優ソン・ガンホが物語の鍵を握る謎の男を演じ、『グエムル - 漢江の怪物 -』の少女役コ・アソンも出演する。

本作はグローバル・プロジェクトとして、プロデューサーには『イノセント・ガーデン』のパク・チャヌクらが名を連ね、約400億ウォン(約35億円)もの製作費が投じられた。世界に先駆け『雪国列車』のタイトルで公開された韓国では、封切り1週間で400万人を動員する異例の大ヒットを記録しており、10月のフランス公開を皮切りに全米ほか世界中での公開が決定している。

次々に世界に挑戦していくアジア映画の才能が、またもや一大センセーションを巻き起こすことになりそうだ。

『スノーピアサー』は2014年2月、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》

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