【雅子BLOG】TIFF、『ベニシアさんの四季の庭』

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『ベニシアさんの四季の庭』-(C) ベニシア四季の庭製作委員会2013
  • 『ベニシアさんの四季の庭』-(C) ベニシア四季の庭製作委員会2013
秋の彼岸の入り。いよいよ秋も深まるというわけです。昨日、東京国際映画祭の記者会見が行われ(仕事で行かれず)、ラインナップも発表されました。今年も時間が許す限り観たい観たい、いろいろ観るつもり! 東京で行われる国際映画祭、この機会にたくさんの人に観てもらいたいですね~。楽しみです。

さて、爽秋にピッタリの映画として、『ベニシアさんの四季の庭』が先週14日に封切られました。京都大原の築100年以上の古民家に暮らすベニシア・スタンリー・スミスさん。彼女の暮らしぶりを綴ったドキュメンタリー番組『猫のしっぽカエルの手 京都大原ベニシアの手づくり暮らし』は2009年~4年間に亘り放送され、四季折々の庭、たくさんのハーブに囲まれた暮らしに憧れた人も多くいたことと思います。私も毎週の放送を楽しみにしていたベニシアファンのひとり。残念ながら放送は終了してしまったけれど、彼女の世界観が映画になりました。

映画版では、四季を彩る庭はもちろんのこと、大原の土地の人との交流のエピソードをいくつか抜粋し、また番組では語られることのなかったベニシアさんの深いプライベートに迫ります。幼少を過ごしたグロスターシャ州の屋敷から、やがてイギリスを離れ来日し、結婚、離婚、3人の子どもを抱えるシングルマザーとしての側面、娘の病気、夫の浮気と事故…。本人による静かな語りによって綴られるけれど、ナレーションではなく、あくまでもフォトエッセイ風な口添えとして。

まさに待望の映画化といったところでしょうか。公開するや否やたくさんの人が押し寄せているとのこと。ベニシア流の丁寧な、静かな暮らしぶりに加え、自然との戯れ、四季の彩りの悦び…。日本人の私たちでさえハッとさせられてしまいます。物質的には豊かになり過ぎた日本の私たちに気づかせてくれる何かがあるんだと。ベニシア流の生きる知恵がたくさん。

数奇な運命を経て辿り着いた京都大原の土地、古民家と庭やハーブ、かけがえのない家族や友人たち。戻ることはない祖国と日本への想い。常に心穏やかにいるベニシアさんの、真の強さに心打たれることでしょう。優しくあるには、まずは強くなくてはね。しなやかなベニシアさんの心意気です。

観賞後はお茶などゆっくり飲みながら、生きること、生活することの楽しさを考えるのもいいかもしれません。少し、家事をやるのも悪くないな、なんて思うのでは?
《text:Masako》

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