先日、6年ぶりの来日を果たし、東京国際映画祭に特別招待された主演作『マラヴィータ』のジャパンプレミアを盛り上げてくれた、ロバート・デ・ニーロ。今回、本作の公開に合わせ、テレビ東京にてデ・ニーロ主演3作品を連続オンエアするスペシャルウィーク特集が組まれることになった。元マフィアの父親フレッドが、かつての仲間を売ったことから家族ともどもFBIの証人保護プログラムを適用され、偽名を名乗って世界各地を転々することになった“ワケあり”一家を描く本作。その公開を記念し、まず「午後のロードショー」で放映されるのが、デ・ニーロとアル・パチーノが『ヒート』以来12年ぶりの本格共演を果たしたクライム・サスペンス『ボーダー』(’08)と、エドワード・バーンズと共演したサスペンス・アクション『15ミニッツ』(’01)だ。さらに、公開直後の11月16日(土)には、本作『マラヴィータ』で映画ファンなら誰もが笑わずにはいられないネタとして登場する、デ・ニーロ×スコセッシコンビの不朽のマフィア映画『グッドフェローズ』(’90)をオンエア。『グッドフェローズ』は、本作を観た後ならもう一度観たくなるだろうし、もちろん『グッドフェローズ』を予習してから本作でのオマージュを楽しむのもオススメ。デ・ニーロ自身も、本作のために『グッドフェローズ』をDVDで観なおしたそうで、「特典映像まで観たよ! 自分の記憶をリフレッシュさせるために、映画やインタビューを観なおしたいと思ったんだ」と語っており、やはり本作と何かしらのつながり(?)があることを匂わせている。また、徹底した役作りをすることで有名なデ・ニーロ。そのすごさは“デ・ニーロアプローチ”とまで言われているが、例えば『タクシードライバー』(’76)では撮影前、実際にニューヨークのタクシードライバーとして働きチップをもらった経験があり、ボクサー役を演じた『レイジング・ブル』(’80)では引退後のシーンのため体重を25kgも増やす激太りを敢行。さらに、アル・カポネを演じた『アンタッチャブル』(’87)ではカツラではなく、自分の頭髪を抜いたことが知られている。本作では、いったいどんな“元マフィア&パパぶり”を見せてくれるのか。もう一度、映画ファン&デ・ニーロファンを唸らせてくれるに違いない!?『マラヴィータ』は、11月15日(金)よりTOHOシネマズ有楽座ほか全国にて公開。『マラヴィータ』公開記念 ロバート・デ・ニーロ特集スペシャルウィーク午後のロードショー デ・ニーロ2DAY■11月12日(火) 『ボーダー』 ■11月13日(水) 『15ミニッツ』 サタ☆シネ ■11月16日(土) 『グッドフェローズ』