キム・カーダシアンとカニエ・ウェストがYouTubeの共同設立者であるチャド・ハーリーを訴えている。先月21日(現地時間)のキムの誕生日に合わせて、サンフランシスコの野球場AT&Tパークを借り切ってキムにプロポーズしたカニエだが、今回2人は、そのプロポーズの瞬間をチャドが許可なしに公開して「不当利用」したとして、訴えを起こしている。ゴシップサイトの「TMZ.com」が入手した訴状によれば、キムとカニエは、チャドの新事業である動画共有アプリ「MixBit」にプロポーズの瞬間を投稿したとして、チャドを非難しているようだ。さらに2人の裁判を手がけるエリック・ジョージ弁護士も、16億5,000万ドル(約1,650億円)でYouTubeの買収を許した後に手がけたほかの2つのビジネスが失敗していることから、チャドが「2度目の成功」を求めて必死になっていると、痛烈に非難している。カニエはキムにプロポーズする際、家族や友人らのほかにシリコン・バレーの有名企業家達を数名その場に招いていたが、当初招かれていなかったチャドは、守秘義務契約を結んで初めてその場にいられるようになった経緯があるという。2人は守秘義務の書類を手にしたチャドの写真も訴状に添付していて、そこには「ハーリーはその動画が他者の独占的所有権に属すると知りつつ、プロポーズのイベントを自分が参加しているかのごとく捏造し、公開した」と書かれている。チャドは問題の動画に関するプレスリリースを発表し、ツイッターで告知までしていたようだが、こうした一連の行為に対して、キムとカニエは損害賠償を請求している。さらに2人は、今回のプロポーズ動画は、キムが出演するリアリティー番組「キーピング・アップ・ウィズ・カーダシアンズ」を製作・放映するバニム/マーレー・プロダクションと「E!」の傘下にあるMCケーブル・テレビジョン専用に撮影されたものだと主張している。
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