マイケル・ファスベンダー、ベネディクト・カンバーバッチ、ブラッド・ピットといったハリウッドの豪華キャストが熱望し出演を果たした『12 Years a Slave』(原題)の邦題が、『それでも夜は明ける』に決定。このほど本年度の映画賞レースを席巻中の本作が2014年3月7日(金)より日本公開されることが明らかとなった。1841年、南北戦争によって奴隷制度が廃止される前のニューヨーク。黒人音楽家・ソロモン(キウェテル・イジョフォー)は、愛する家族とともに幸せな生活を送っていた。だが、ある日突然、彼は拉致され、“奴隷”としてニューオーリンズへ売られてしまう。その地でソロモンを待っていたのは、狂信的な選民主義者・エップス(マイケル・ファスベンダー)ら白人たちによる容赦ない差別と暴力。虐げられながらも、決して“尊厳”を失わないことを心に誓うソロモンだが、そのまま12年の月日が流れてしまった。そんな中、奴隷制度撤廃を唱えるカナダ人労働者・バス(ブラッド・ピット)との出会いが、ソロモンの運命を大きく変えていった――。監督は、『SHAMEーシェイムー』でセックス依存症の男性の孤独と葛藤を描き、ヴェネチア国際映画祭「男優賞」を始め数々の賞を主演のマイケル・ファスベンダーにもたらしたスティーヴ・マックィーン。前作で世界の映画界を挑発し、本作では奴隷制度をテーマに選んだ新鋭監督のもとに集まったのは、ファスベンダーやキウェテル・イジョフォー、ベネディクト・カンバーバッチ、ポール・ダノ、ポール・ジアマッティといった超豪華キャスト。ブラッド・ピットは本作の製作にも名乗りを上げたほどだ。“アカデミー賞の前哨戦”と言われるトロント国際映画祭の最高賞「観客賞」受賞を皮切りに、目下、26受賞99ノミネートと本年度の賞レースを大躍進中で、先日もボストン映画批評家協会賞で「作品賞」ほか3冠を獲得したばかり。日本時間の本日12日(木)発表のゴールデン・グローブのノミネーションも確実と言われている。実話を基に奴隷制度の残酷さ、非道さをマックィーン監督らしく真っ向から描き、暗闇に光る“希望”に気づかせてくれる本作の今後の動向に注目だ。『それでも夜は明ける』は2014年3月7日(金)よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開。
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