【MOVIE BLOG】ヒゲの見方が変わる?

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気がついたら12月に突入し、トロントは連日氷点下。本格的に寒い冬が到来しました。

冬になるとどうしても寒くて外に出るのが億劫になりますが、その点ダウンタウン中心部は地下通路が充実しているのが嬉しいところ。また、ホッケー観戦やバスケ観戦、演劇、パブでお酒&食事を楽しむなど、室内での楽しみ方も必然と増えてきますよね。

そんな楽しみの一つとして外せないのがショッピング。欲を言うならお得に楽しみたいもの。実はカナダでは、11月末のアメリカのThanksgiving(感謝祭)に合わせて、その前日の金曜日を「Black Friday」として多くの店で一斉にセールが行われます。大きなショッピングモールなどは通常よりも早い時間に開店するので、寒い中たくさんの人がオープン前の早朝から並んでいたとか。(ちなみに、カナダのThanksgivinig Dayはアメリカよりも1か月早い、10月の第二月曜日です)

さて、11月のイベントと言えば、「Movember」という耳慣れない言葉が会話の中にちらほら出てくることがありました。「Movemberとは何ぞや」という方に説明をすると、これは男性の多くが発症する前立腺がんや鬱病を始めとする健康問題に対する人々の関心を喚起することを目的としたチャリティイベントの一種で、9年前にオーストラリアから始まったもの。その字面通り11月=Novemberとかけているのですが、人々の関心を喚起する方法として、男性たちがこの一か月髭を蓄えるというユーモアたっぷりの行動がメインとなっています。個人的な印象では、日本に比べてトロントは普段から髭を蓄えている男性を多く見かけるので、その人がMovemberに参加しているのかは分からないのですが、、普段髭をのばしてないサッパリ顔の人が髭を蓄えると、ちょっとワイルドな印象に変わってまた新鮮ですよね。

カナダでは始まってまだ6年と新しい運動と言えますが、2年前にはMovember実施国の中で一番のチャリティ貢献を見せるなど、その動きはますます活性化しているようです。ちなみに、髭伸ばし期間が終了した翌日の12月1日には、無料で髭を剃るサービスを行う床屋さんも名乗りを上げ、イベントを盛り上げていました。

「髭」で思い出しましたが、先日観てきた映画『ダラス・バイヤーズクラブ』に出演していたマシュー・マコノヒーの髭を蓄えた姿もそれは新鮮でした。本作でマシューは、80年代半ばにHIV感染で余命1か月を宣告され、当時米国では合法化されていない治療薬の普及に奔走した実在の男性を演じているのですが、その役作りのために体重20キロも減量。言葉通りセクシー俳優の原型をとどめていないのですが、彼に劣らず本作で大変身を遂げているのが、彼と共に活動する同性愛者を演じたジャレット・レト。こちらは髭の跡など微塵も見せず、完璧な女装姿とフェミニンな振る舞いで、女性も羨む美貌をここぞとばかりに放っています。

同性愛者の権利平等に貢献したハーヴェイ・ミルクを描いた『ミルク』などと並んで、信念強く闘い抜いた人物の残した足跡は何よりも胸を打ちますが、映画としてはこの2人の変貌ぶりを見るだけでも価値があるかもしれません。日本でも公開が決まっているようなので、興味のある方はぜひ観てみてはいかがでしょうか?
《text:Izumi Kakeya》

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