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盲目の天才ピアニスト描く映画『光にふれる』…視覚障害者のための特別上映会を企画

台湾で活躍する“盲目の天才ピアニスト”のホアン・ユィシアンの実話を基に、ウォン・カーウァイが製作総指揮を務め、ホアン自身が主人公として出演していることで話題の映画『光にふれる』。そんな本作が2月8日(土)より公開される…

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『光にふれる』-(C) 2012 Block 2 Pictures Inc. All rights reserved.
『光にふれる』-(C) 2012 Block 2 Pictures Inc. All rights reserved.
  • 『光にふれる』-(C) 2012 Block 2 Pictures Inc. All rights reserved.
  • クラウド・ファンディング・プラットフォーム「Makuake」
台湾で活躍する“盲目の天才ピアニスト”のホアン・ユィシアンの実話を基に、ウォン・カーウァイが製作総指揮を務め、ホアン自身が主人公として出演していることで話題の映画『光にふれる』。そんな本作が2月8日(土)より公開されるが、このほど、視覚障害者にも映画を楽しんでもらおうと、6月に副音声ガイド器具を用意して上映会を行うためのクラウドファンディングが実施されている。

本作の主人公は、台湾の田舎町で生まれ育ったホアン。生まれつき目が不自由だが、早くから類まれな音楽の才能を見せる。その後、視覚障害のある学生として初めて、国立台湾芸術大学ピアノ科で学士を取得。そんな彼のキャンパスライフの紆余曲折を描く。

チャン・ロンジー監督がホアンを追った短編作に心を打たれたカーウァイが、長編として映画化した本作。目が不自由な方にも楽しんで欲しいという思いから生まれた、今回の企画。その特別上映会(6月21日/※日程は変更になる場合もあり)のために必要な、映像を言葉で説明する副音声(音声ガイド、音声解説)の制作費用と上映会に伴う音声ガイド送受信機器レンタル費、オペレーター費、会場費などのための資金集めとして、クラウドファンディングを実施することとなったようだ。

この企画の発起人となる、クロックワークスの萩原さんは、「私が、はじめてこの作品を観たのは2012年の東京国際映画祭での上映でした。観終わった後に、大喝采に包まれる会場を見渡すと観客が皆、とても晴れやかな表情をしていた印象が強く残っています。

目を真っ赤に腫らしながら―『光にふれる』は、先天性の視覚障害(全盲)も持ちながらも、 現在プロのピアニストとして活躍しているホアン・ユィシアンの半生を描いた作品です。

視覚障害を持つ苦難を強調した主人公のメロドラマではありません。テーマとして描かれているのは、“夢をあきらめない大切さ”です。 ユィシアンの夢を追い続ける姿勢や我が子の幸せを願う親の愛情、ユィシアンを支える垣根のないあたたかい友情で心がいっぱいになり、心の中の色々な感情が涙となって溢れ出てしまう。そして見終えた後には、必ず笑顔になれるそんな映画です。

この作品を通じて、目の不自由な方々と一緒に映画を見るサークルのメンバーの方とお話させていただく機会があり、副音声の制作を考えるようになりました。一人でも多くの方に、この映画のもつ“光”を届けたいと考えております。どうぞよろしくお願い致します」と、今回の資金集めの場として選んだ、サイバーエージェントがサービスを手がけるクラウドファンディング・プラットフォーム「Makuake」にコメントを寄せている。

クラウド・ファンディング・プラットフォーム「Makuake」にて資金調達中。

◆Makuakeプロジェクトページ
https://www.makuake.com/project/hikari-fureru/

◆サイバーエージェント・クラウドファンディング 企業HP
http://www.ca-crowdfunding.com
《シネマカフェ編集部》

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