【インタビュー】マリオン・コティヤール「魂と心、自分自身を捧げた」…『エヴァの告白』

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マリオン・コティヤール/『エヴァの告白』 -(C) Getty Images
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  • マリオン・コティヤール/『エヴァの告白』-(C)2013 Wild Bunch S.A. and Worldview Entertainment Holdings LLC
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  • マリオン・コティヤール in 第66回カンヌ国際映画祭 -(C) Getty Images
  • マリオン・コティヤール&ジェレミー・レナー/『エヴァの告白』-(C)2013 Wild Bunch S.A. and Worldview Entertainment Holdings LLC
  • マリオン・コティヤール
アカデミー賞女優マリオン・コティヤールが、「世界で最も美しい顔100人」第1位の底力を見せ、全編ほぼ、すっぴんで難役に挑んだ『エヴァの告白』が、ついに本日より公開となる。

1921年、戦火のポーランドで両親を殺され、唯一の肉親の妹のために娼婦にまで身を落とし、盗み、カトリック教徒の罪の意識と戦いながらも、自らに思いを寄せる二人の男の愛を利用するエヴァ。「地獄に落ちる覚悟」で生き抜くことを選ばざるを得なかった難役を演じきり、キャリア最高の美しさとの呼び声も高いマリオン・コティヤールと名匠ジェームズ・グレイ監督に、本作について聞いた。

新しい人生を夢見て希望の街・ニューヨークのエリス島にたどり着いたはずが、生きるため、そして病気の妹を守るためには、移民の女たちを劇場で踊らせて売春を斡旋する危険な男・ブルーノ(ホアキン・フェニックス)と一緒にいるしか術がなかったエヴァ。旅の道化師・オーランド(ジェレミー・レナー)も、彼女が抱える真の葛藤には近づけない。

カンヌ映画祭の常連のグレイ監督は、このエヴァという役は、マリオンのために書いたキャラクターであることを明かす。いままで監督はマリオンが出演している作品は観たことがなかったが、マリオンとプライベートでのパートナーであり、俳優・監督であるギヨーム・カネと友達になって彼女に会い「美しい顔だ」と一目惚れ。そこから、“エヴァ”という役を作り上げたという。

監督は「彼女なしではこの映画を作ることはできなかった」とも話しているが、この理由は単に、マリオンの“美顔NO.1”の美しさだけにとどまらない。

「『エヴァの告白』は移民についての物語であり、マリオン・コティヤールならとても言葉にならない魂の状態を伝えられると思ったからです」と、監督はマリオンの起用について語る。「ポーランドから移民としてアメリカのエリス島に来たという役柄上、難しかったのはポーランド語と、ポーランド語訛りの英語を話すことであり、とても時間がかかりました」。

だが監督とマリオンは、撮影の前にもたくさんの時間を過ごしたとも。「自分の個人的な人生を役に反映させたりすることはない」というマリオンにとって、監督との時間はとても興味深かったようだ。「本作に登場するキャラクター達はあまりにも複雑だったため、彼らを理解するために監督と個人的な気持ちを共有し、みんなでキャラクターを深めていくという初めての経験をした」という。

こうして作り上げられたキャラクターについて、「ブルーノとオーランド、そしてエヴァも含めてみんな迷い子。平和を求めて葛藤している」と自らの考えを明かすマリオン。

「彼らは似ているところがあって、それは生きること、そして正しい場所を探すことに、もがいていることよ」と話す。「魂と心、自分自身を捧げた」と力を込めるほど、本作は初めてマリオンが自身の個人的な心情を共有し、それがエヴァという役柄に込められた、文字どおり渾身の体験となった。

さらに、本作のテーマである「あなたが全てをかけても守りたいもの」についての問いかけには、「息子よ。何でもする。彼のためなら死ねるわ」と即答。オスカー女優マリオン・コティヤールが覗かせる“母の顔”は、自分以外に守りたいものを持つ女性の“強さ”として、エヴァにも通じている。

最後に、「物語への共感の仕方はそれぞれだわ。でも、感動してくれたら嬉しい」と目を輝かせたマリオン。そんな彼女が放つ崇高な美しさを確かめてみて。

『エヴァの告白』はTOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開中。
《text:cinemacafe.net》

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