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【ドラマニア】「バチスタ VS 医龍」パート4対決!“医療ドラマ”リターンマッチに注目

漫画原作のドラマが今もなお増加傾向にある中…昨今では、人気ドラマの“復活モノ”も非常に多く放送されていますよね! 制作サイドが安定した視聴率獲得を目指すのはもちろんのこと…

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伊藤淳史&仲村トオル(田口公平役&白鳥圭輔役)/『チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像』-(C) 2014 映画「ケルベロスの肖像」製作委員会
伊藤淳史&仲村トオル(田口公平役&白鳥圭輔役)/『チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像』-(C) 2014 映画「ケルベロスの肖像」製作委員会
  • 伊藤淳史&仲村トオル(田口公平役&白鳥圭輔役)/『チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像』-(C) 2014 映画「ケルベロスの肖像」製作委員会
  • 松坂桃李&栗山千明&西島秀俊&生瀬勝久/『チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像』
  • 小池鉄平/「医龍4~Team Medical Dragon~」
  • 阿部サダヲ/「医龍4~Team Medical Dragon~」
  • 佐々木蔵之介/「医龍4~Team Medical Dragon~」
  • 稲森いずみ/「医龍4~Team Medical Dragon~」
漫画原作のドラマが今もなお増加傾向にある中…昨今では、人気ドラマの“復活モノ”も非常に多く放送されていますよね! 制作サイドが安定した視聴率獲得を目指すのはもちろんのこと、やはり視聴者が面白いと思うものにはある程度“定番”な流れがあると言えるのかも!?

そこで今日は、2014年1月クールに復活を遂げた2つの医療ドラマをご紹介。偶然にも、両作品とも“パート4”と言うことで、その対決の行方が気になります。


■火10に復活!「チーム・バチスタ4 螺鈿迷宮」

          ――名コンビが挑むのは、海辺の難事件


あのバチスタコンビがついに復活! シリーズ第4弾放送からの映画化がすでに決定しているということで、まさに2014年注目の一作と言えるでしょう。今回のテーマは、命が終わる時…現代に必要不可欠と言われている“終末期医療”の問題です。

医療の正義or罪を、ある医師の失踪を軸に丁寧に描いているのがとっても印象的。海辺にある地方病院・碧翠院で起こる不可解な事件に、“ぐっちー”こと田口(伊藤淳史)&白鳥(仲村トオル)の凸凹コンビが挑んでいきます。

これまでにもこの2人は、ドラマ版「チーム・バチスタの栄光」「ジェネラル・ルージュの凱旋」「アリアドネの弾丸」と3シリーズに渡り数々の難事件を解決に導いてきました。冷静沈着、人のことを疑って止まない白鳥VS温厚で感情重視・人の気持ちを何よりも優先するぐっちーという対立構造が段々と歩み寄り…。

最新作では初めて弱気な表情を見せる白鳥に対し、「図々しいのはいつものこと! あなたが解決しなくて、誰が解決するんですか」とぐっちー自ら喝を入れるシーンも(全シリーズ鑑賞の身としては、ほろり)。

映画『チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像』には、これまでのキャストが続々登場するということで、集大成としてどう完結するのか! 非常に楽しみです。


■木10と言えば「医龍4~Team Medical Dragon~」

          ――今回のテーマは“世界か? 日本か?”


およそ3年ぶり! 待望の新シリーズ「医龍4」がオリジナルストーリーで現在フジテレビ系・毎週木曜夜10時枠にて放送されています。「バチスタ」が人気小説なのに対し、こちらは人気漫画が原作。

これまでの3作品と比較し、チームドラゴンのメンバー個々の人柄が大きくクローズアップされていることが分かります。阿部サダヲさん、相変わらず素敵な味を出してくれてますね(笑)。

今期のテーマは“世界か? 日本か?”という意味深なもの。初回やラストが毎回、海外で活動する朝田(坂口憲二)の姿に繋がるだけあって、日本の医療発展とそれに伴う途上国への技術支援が物語の大きな鍵を握っていることになりそうです。

新キャラクターである高橋克典さん演じる岡村が、第1話でインドを訪問していたことからも、所々にインドの言語が散りばめられ、第4シリーズの結末がいったいどうなるのか…ハラハラさせられる展開が畳み掛けるように起こっている点にも要チェックです。

また、これはやや余談となりますが…今回大きく対峙しているL&P病院・野口(岸部一徳)と桜井医院長(平幹二朗)の過去も後半にかけて物語に大きな影響を及ぼすことでしょう。それぞれの若かりし日の回想シーンを、なんと実際の息子さん同士(おふたりとも役者さんなんですね!)が演じるそうなので、見逃せないポイントの一つとして頭の隅に置いておいてみてください。


■平均視聴率はほぼ“並走”!

    ――決定的な違いは、医療現場の描き方にアリ…!?


第6話までの放送を終え、平均視聴率は「バチスタ」が11.9%、「医龍」が12.0%とほぼ横ばいの結果に(ココまで並ぶのも珍しいくらい)! 10%を切るドラマも多い中、いずれも注目度の高い作品と入っても過言ではないでしょう。

では、両作品にどのような違いがあるのか? 同じ“医療”ジャンルと言えども、伝えたい内容・表現の方法に大きく違いがあるように思われます。

まず、「バチスタ」では殺人事件と医療現場が複雑に絡み合うことで、現代の病院が抱える非常にグレーな部分を“人間”に着目して描いていくのに対し、「医龍」ではとにかくその発展的“技術”をフューチャーして物語を展開していきます。

実際に先日、“STAP細胞”が発見された直前にも、同じような内容がドラマ内で取り扱われていたため、ある意味これまで「超人的過ぎる」と思われていた医療技術のリアルな進歩を体感するきっかけにもなりました。ドクター個々人の人柄も強く描かれていきますが、あくまで毎話解決の糸口となるのはその医療“技術”である点が後者最大の特徴とも言えるのではないでしょうか。

なかなか病院へ足を運びにくいという人が多い中、現場のリアルな声に耳を傾けるチャンスと言えるかもしれませんね。

終末期医療という“心”の側面の課題、はたまた途上国への医療支援ビジネスの今…あなたはどちらの作品に興味がありますか?

「チーム・バチスタ4 螺鈿迷宮」は毎週火曜22:00~フジテレビ系にて放送中。
「医龍4~Team Medical Dragon~」は毎週木曜22:00~フジテレビ系にて放送中。
《YUKI》

三度の飯よりドラマが大好き YUKI

テレビ局での勤務を経て、フリーに転身。毎クール全ての作品に目を通す【ドラマニア】としてコラムを執筆している。近年はシナリオライターとしても活動の幅を広げており、乙女ゲームをはじめ、CMや謎解きなど、ジャンルを問わず様々な企画に挑戦中。

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