【恋愛シネマニア】『ニシノユキヒコの恋と冒険』から学ぶ…“モテるのにフラれる”恋のサイクル

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竹野内豊(ニシノユキヒコ役)/『ニシノユキヒコの恋と冒険』
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今年のバレンタインデー、みなさんはいかがお過ごしでしたか? 女性が男性に愛の告白をする…というちょっぴり気まずいこの日(笑)。私は道行くカップルを目で追いながら、つい先日観た映画を思い出していました。

世の中には、絶対的に“モテる”人というのが存在します。積極的に恋活動を行っていないのに、なぜか常にモテている人。今日はその秘密に迫るべく、映画『ニシノユキヒコの恋と冒険』(公開中)の主人公像を徹底分析していきましょう。


■“史上最強”と言っても過言ではナイ!?

     ――とにかくモテてモテまくる男・ニシノユキヒコ


本作は、ルックスも良く仕事も完璧。キスやセックスも上手く、女には順位を付けずとにかく優しい“ニシノユキヒコ”という主人公を竹野内豊さんが熱演(熱演と言うより、温度感は常に低く、ふわふわとしたモテ男オーラが最高に似合っていらっしゃる感じ)。

時に嫉妬や駆け引きにふり回されるも、決して女に懲りることを知らず、常に愛を求め続けているのになぜかフラれる…という不可思議な恋愛サイクルに生きる男と、その周りにいる魅力的な女性たちの日常を非常にリアルに描いていきます。

普通、これだけモテると同性から嫌われたりするものですが、彼は上司や同僚からもいたく気に入られており、劇中では仕事面でもみるみる出世していきます。誰からも好かれるユキヒコ。その秘密はいったいどんなところにあるのでしょうか?


■彼はどうしてそんなにモテるの?

     ――そして、なぜフラれてしまうのか…?


まず、彼がモテる最大の理由。それは“来る者を拒まない”ということです。映画なので周りの女性がみんな美女なのは仕方のないことですが(笑)…それにしても年齢の高い低いや髪の長さ、職業や性格などで人を区別することなく、相手の心が望んでいることを直感的にやってのける天性の才能が女性を惹きつける最大のポイントと言えるでしょう。

また同時に、彼は普通ならちょっぴり恥ずかしいようなことも躊躇わずに行動に移します。スーッとタイミング良く手を繋いでみたり、相手が気にしていることを先回りしてサポートしてみたりする。

さらには、どんなに迷惑的行為(ある意味、迷惑的な好意)を受けても嫌な顔を見せることがない! 決して怒らないだけでなく、「そんなことして自分を傷つけてない?」と心配するような台詞をかけてくれるので、これはもう…一度心掴まれたら「アウト!」と言えるかもしれませんね。

ではなぜ、彼が最後にはフラれてしまうのか? そこが大きな問題です。公式ホームページにもありますように、その答えは「全ての女の子の欲望に答えちゃうから」、その一言に尽きるでしょう。

皆が皆、彼との時間に幸せを見出していきます…がしかし、それはどれも淡い時間に過ぎず、深く長くホッとできる環境がユキヒコの腕の中にはないことに気がつくのです。だから、女性たちはみんな、ある程度の幸福を得た時点で、自ら判断してユキヒコのもとを去っていきます。切ないかな、ユキヒコは“去る者を追う”タイプでもないので、いつまでも真実の愛を探す旅を続けなくてはならないことになるのでしょう。


■脇を固めるキャスト・スタッフも最強!

そんな魅力あふれる女性たちを演じるのは、尾野真千子さん、成海璃子さん、木村文乃さん、本田翼さん、麻生久美子さん、阿川佐和子さんら豪華女優陣のみなさんです。時にぶつかり合いながら、でも何故か最後には同じ恋をした戦友のように…キラキラと眩しい笑顔を見せてくれます。

また、監督・脚本を手がける井口奈己さんとの強力タッグも欠かせない見どころの一つ。映画『人のセックスを笑うな』で魅せてくれた、苦しい程にリアルな恋愛観は今回も健在です。川上弘美さんの原作小説を見事な映像美で、私たちに届けてくれました。

季節は折しも、日本で最も寒いと言われる2月。映画の中では多くが夏のシーンですが、この夏こそはと“恋”に奮い立つにはまさに今ぴったりの一作になっています!
《text:Yuki Watanabe》

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