【インタビュー】オーランド・ブルーム 10年ぶりレゴラスへの“帰還”

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オーランド・ブルーム(レゴラス役)/『ホビット 竜に奪われた王国』-(C)  2013 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC.-(C) Suzuki Kaori
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  • レゴラス&タウリエル/『ホビット 竜に奪われた王国』-(C)  2013 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC.
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美しい金髪をなびかせ、颯爽と馬に乗って現れた甘いマスクの王子様。レゴラスがスクリーンに現れた瞬間、彼の弓矢にハートを射抜かれる女子が続出した! 当時まだ新人俳優だったオーランド・ブルームに、映画ファンは“あのリアル王子様は誰?”と大騒ぎとなった――。

あれから11年。『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの60年前を描く、『ホビット』シリーズの第2弾『ホビット 竜に奪われた王国』が、いよいよ2月28日(金)に公開される。今やハリウッドスターの仲間入りを果たしたオーリーが、原点とも言えるレゴラス役に“帰還”。L.A.に滞在するオーリーに取材を敢行。自身が「特別なキャラクター」と話すレゴラス役への並々ならぬアツい思いを語ってくれた。

『ロード・オブ・ザ・リング』の原作は、世界中に熱狂的なファンを持つJ.R.Rトールキンの冒険小説「指輪物語」。「映画化は不可能!」との声も多く、キャスティングについても大きな注目を集めた。そんな中、オーリーはイギリスの名門・ギルドホール音楽演劇学校を卒業した2日後に、メインキャラクターであるエルフ族の王子・レゴラス役を射止める。まだ知名度がない俳優の大抜擢は、広く話題となった。

「原作でとても愛されているキャラクターのレゴラスを、僕はちゃんと演じたいと思った。『ロード・オブ・ザ・リング』でずっとその責任を感じていたよ。役者としていい仕事をして、映画を観た人や、特に原作ファンが楽しめて喜んでくれるキャラクターにしたかったんだ。不安でもあったよ」と10年前をふり返りながらオーリーは穏やかに語り始める。

『ホビット 竜に奪われた王国』で再びレゴラスを演じると決まったときも、「家族のいる場所へ戻るようで興奮した」と喜びを語る反面、原作ファンや映画ファンを裏切らないためにやはり「きちんと演じたい」という思いは強かったという。

「レゴラスはいまでも人気があって重要なキャラクターだ。彼を演じられるチャンスをもらえたのは、とても嬉しかったよ! 観客がまだ彼のことを好きでいてくれるように、ちゃんと演じたいと思った。レゴラスは、俳優の僕にとっても特別なキャラクターなんだ。『ホビット』シリーズの原作『ホビットの冒険』ではレゴラスは登場しないけどね。でも『ロード・オブ・ザ・リング』に負けないくらい素晴らしいものにしたかった」とブレイクのきっかけとなった大役には、やはり強い思い入れを覗わせる。

この10年間で、オーリーは俳優として大きく成長する一方で、私生活でも変化があった。ミランダ・カーと結婚し、そして離婚。しかし2人の間に生まれた長男は今も共同で育てている。

「僕の人生はこの10年でドラマチックに変化した。父親にもなったしね。僕にはずっと役者としても人間としても学び続けたい、成長し続けたいという強い思いがあったんだ。僕を夢中にさせてくれるチャレンジなキャラクターを演じたかった。今またレゴラスを演じるのも、そんな思いからなんだ」。

『ホビット』シリーズでのレゴラスは、タウリエルへの恋心や、ドワーフのキーリへの嫉妬など、前シリーズに比べて精神的な若さが垣間見える。オーリーは同じレゴラスを演じたわけだが、大きな違いとして「原作に縛られなかった」ことを挙げる。

「レゴラスは原作には出てこないけど、僕らは『ロード・オブ・ザ・リング』に続いていくレゴラスの背景を作り上げるライセンスを持っていたんだ。それでピーター・ジャクソン監督たちが、レゴラスの過去やタウリエルのキャラクターを作り出してくれたんだ(タウリエルは映画シリーズにだけ登場するキャラクター)」。

「最初はたった2人のエルフが戦っているだけだった。その後、キーリのストーリーを作った。キーリには嫉妬してるわけではないんだ。レゴラスは、仲間のエルフのタウリエルを兄のような目線から心配してる。彼女のことを本当に気にかけているから、常にハッピーでいてもらいたいのさ。タウリエルのドワーフに対する愛情にも違和感を感じている。だからタウリエルとの関係は、それほどロマンチックじゃないと思うよ(笑)。もっと繊細で深いものだよ」と…ファンは思わずホッとしてしまう(?)コメントだ。

今回もアクションシーンは満載。相変わらず美しく舞うように弓矢を射るレゴラスは、ため息が出るほど魅力的だ。「僕が最も気にかけていたことは、レゴラスのこの世のものとは思えないエルフらしさだ。優雅で素早い動きや、ズバ抜けた戦闘力とかね。ファンがレゴラスを見て喜ぶようなヒーロー的瞬間や、優れたファイティング・スタイルを与えたかったんだ」。

ところで、久々の衣装やメイクを施して、中つ国に立った感想はどうだったのだろうか?
「コスチュームは改良されて少し軽量になったけど、もともとのコンセプトは維持していた。金髪のウィッグは今でもピッタリで驚いたね。昔の衣装も着てみたら、それもピッタリだったから嬉しかったよ(笑)」。

10年前と同じ衣装を着られるということは、現在37歳のオーリーは20代と同じ体系をキープしているということ。そのためには、食事管理やトレーニングにもみっちり取り組んでいるよう。秘訣が気になるところだが…「僕はクロスフィット・トレーニングが好きなんだ。自転車を漕いだり、泳いだり、ジムでワークアウトしたり、何でもするよ」と体作りさえも楽しんでいるとか。

本作のアクションシーンに関して、「新鮮に感じて楽しかった。すぐに勘も戻ったよ。この10年は忙しかったから、弓矢に触れる時間はなかった。でも久しぶりに自転車に乗るみたいな感じだった」。
《text:cinemacafe.net》

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