【ハリウッドより愛を込めて】第86回アカデミー賞を大予想! 2014年は大混戦の予感?

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『アメリカン・ハッスル』-(C) 2013CTMG
  • 『アメリカン・ハッスル』-(C) 2013CTMG
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ついに賞レースの真打ち「アカデミー賞」のシーズン到来となりました! 例年なら、もう少し前に行われているアカデミー賞ですが、今年は冬季オリンピックのために3月2日(現地時間)開催になりました。

それでも、ノミネートされている各作品にとってはそれは素晴らしいこと。というのも、授賞式への期待がさらに膨らむ結果になったからです。今年の授賞式は、おそらく、近年稀にみる大接戦といえましょう。『それでも夜は明ける』と『アメリカン・ハッスル』がそれぞれ10部門のノミネーションを受けているからです。

それでは、いま現在どんな様子なのか見てみましょう。『それでも夜は明ける』は数々の賞で受賞を果たしていて弾みがついています。もしこの勢いが続けば、10部門すべてを受賞する可能性を秘めているんです。

もしそうなったら、この作品はアカデミー賞の歴史上でも特別な作品のひとつに数えられることになります。というのも10部門か、それ以上の部門受賞を果たしている作品は、『ベン・ハー』『ウェスト・サイド物語』『タイタニック』そして『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』の4作品しかないからなのです。

ということは、最後に1本の作品が10部門かそれ以上受賞したのは2003年、10年以上前ということになります。2008年に『スラムドッグ$ミリオネア』がその記録に近づいたことはありました。この作品はノミネートされた8部門全部を受賞しています。

それでは私の各賞の予想について、ちょっとお話しますね。まず「主演男優賞」から。私は、マシュー・マコノヒーが『ダラス・バイヤーズクラブ』の演技で、これまで歩んできた受賞の道をそのまま踏襲してくれるのではないかと思っています。それから同作品での演技でジャレット・レトが「助演男優賞」を獲るのでは…と強く信じています。

この作品は信じられないような緊張感にあふれた1本です。しかも、マシューとジャレットの演技ほど素晴らしいものはないんです! 2人とも素晴らしく力強い演技を見せていて、彼らが賞を取れないとは私は思えないのです。

一方で、「主演女優賞」はもっと興味深いですよ。というのは、ゴールデン・グローブ賞をケイト・ブランシェットがウディ・アレン監督の最新作『ブルー・ジャスミン』で受賞しているのですが、ハリウッドのゴシップ好きな方ならご存知のとおり、アレン監督が現在、元妻のミア・ファローと養女との間のちょっと醜いスキャンダルにまみれているんです…。手短かに言ってしまうと、アレン監督が養女の一人から性的いたずらを理由に糾弾されているんです。

このスキャンダルは公に広く「彼がこう言った、彼女がこう言った」という“後の祭”状態になっていて、不幸なことにゴールデン・グローブ賞あたりから騒がれ始めていました。ゴールデン・グローブ賞のときはまだ噂程度のものだったので受賞に影響はしなかったですが、アカデミー賞となると話は変わってきます。アカデミー会員たちは、とても保守的な考え方を持っているので、彼らがこのスキャンダルを無視して、ケイトの演技だけを純粋に評価するかどうか…。

もし会員たちの投票が、スキャンダルを無視して行われたとすれば、私はケイト・ブランシェットが勝者だと思います。もし影響してしまったら、でも個人的には『あなたを抱きしめる日まで』のジュディ・デンチに受賞して欲しいですね。

「助演女優賞」の予想は、ほかの部門よりも的中しやすいと思います。私は確信を持って、『それでも夜は明ける』で素晴らしい演技を見せた、ルピタ・ニョンゴが受賞すると思っています。それくらい圧倒的な演技でした。

「監督賞」にいきますね。誰もが『ゼロ・グラビティ』のアルフォンソ・キュアロン監督の受賞と考えていて、私も彼の仕事は十分受賞にふさわしいと思っています。

それから、アカデミー会員の投票では、「監督賞」を受賞した作品と「作品賞」がかぶらない傾向が強いのです。そうなると、「作品賞」の予想は『それでも夜は明ける』が受賞するとなります。これまでのこの作品の勢いを考えてみれば、「作品賞」はこれで決まりと言えるのではないでしょうか?

とにかくオスカーの日はとってもエキサイティングな戦いが繰り広げられそうです。私も誰が、そしてどの作品を受賞するか今からとてもワクワクしています!


<第86回アカデミー賞主要部門:予想一覧>

「作品賞」:『アメリカン・ハッスル』

「主演男優賞」:マシュー・マコノヒー(『ダラス・バイヤーズクラブ』)

「助演男優賞」:ジャレット・レト(『ダラス・バイヤーズクラブ』)

「主演女優賞」:ジュディ・デンチ(『あなたを抱きしめる日まで』)

「助演女優賞」:ルピタ・ニョンゴ(『それでも夜は明ける』)

「監督賞」:アルフォンソ・キュアロン『ゼロ・グラビティ』
《text:Lisle Wilkerson》

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