松田龍平、真木よう子、リリー・フランキーに栄誉! 快挙&笑いアリの日本アカデミー賞

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<助演男優賞>オダギリジョー&妻夫木聡&ピエール瀧&松田龍平&リリー・フランキー/第37回日本アカデミー賞・授賞式
  • <助演男優賞>オダギリジョー&妻夫木聡&ピエール瀧&松田龍平&リリー・フランキー/第37回日本アカデミー賞・授賞式
  • <助演女優賞>蒼井優&尾野真千子&真木よう子&中谷美紀&余貴美子/第37回日本アカデミー賞・授賞式
  • <主演男優賞>松田龍平&橋爪功&福山雅治&市川海老蔵&渡辺謙/第37回日本アカデミー賞・授賞式
  • <主演女優賞>上戸彩&尾野真千子&真木よう子&宮崎あおい&吉行和子/第37回日本アカデミー賞・授賞式
  • 第37回日本アカデミー賞・授賞式
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『舟を編む』が最優秀作品賞を始めとする6冠を獲得した、第37回日本アカデミー賞。俳優部門では松田龍平の最優秀主演男優賞受賞、真木よう子の主演&助演女優賞W受賞などドラマと快挙に会場は沸き立った。

俳優部門で最初に発表されたのは、助演男優賞部門。優秀賞を受賞したのはオダギリジョー(『舟を編む』)、妻夫木聡(『東京家族』)、ピエール瀧(『凶悪』)、松田龍平(『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』)、リリー・フランキー(『凶悪』『そして父になる』)の5名。

リリーさんは『凶悪』では“先生”と呼ばれる保険金殺人の冷酷な首謀者、『そして父になる』では決して裕福ではないが、3人の子どもを愛情深く育てる父親を演じ、いずれの作品で受賞してもおかしくないほどの好演を見せているだけに、逆に票が分かれるのでは? という懸念もあったが、見事『そして父になる』で最優秀賞の受賞となった。

受賞のスピーチでは当初は「このような華やかな場で、このような賞をいただき、何を言っていいのか分からない…」と恐縮した様子で語っていたが、徐々にエンジンがかかってきたのか、この日(3月7日)の昼に記者会見を行なった疑惑の音楽家・佐村河内守氏を引き合いに「悪いことをやったとはいえ、あのアウェー感はつらいだろうなと思う。それよりはウェルカムな感じですね」とリリーさんらしいコメントで会場を笑いに包んでいた。

続いて、発表された助演女優部門は今年最も予測不能とも言える部門。これまでの賞レースでは「第38回報知映画賞」では池脇千鶴(『凶悪』『舟を編む』『潔く柔く』)、「第68回毎日映画コンクール」では吉高由里子(『横道世之介』)、「キネマ旬報ベスト・テン」では田中裕子(『共喰い』『はじまりのみち』)、「第26回日刊スポーツ映画大賞」では伊藤蘭(『少年H』)、第56回ブルーリボン賞では二階堂ふみ(『地獄でなぜ悪い』『脳男』『四十九日のレシピ』)と主要な賞でことごとく受賞者が異なるという結果になっており、混戦が予想された。

優秀賞を受賞したのは蒼井優(『東京家族』)、尾野真千子(『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』)、真木よう子(『そして父になる』)、中谷美紀(『利休にたずねよ』)、余貴美子(『武士の献立』)の5人。

最優秀賞受賞者として真木さんの名が呼ばれると会場は拍手に包まれたが、当人は「すごくビックリしてます。まさかいただけるとは」と驚いた様子。それでも「リリーさんと一緒に獲れて嬉しい」と『そして父になる』の夫婦での最優秀助演賞受賞に笑顔を見せた。

優秀主演男優賞は松田龍平(『舟を編む』)、橋爪功(『東京家族』)、福山雅治(『そして父になる』)、市川海老蔵(『利休にたずねよ』)、渡辺謙(『許されざる者』)というこれまた実力派の5人が受賞。

この中からここまでの賞レースでも主演男優賞を数多く獲得してきた松田さんが最優秀賞の栄誉に輝いた。亡き父・松田優作は生前、第3回(『蘇える金狼」)、第7回(『家族ゲーム』)、第9回(『それから』)、第12回(『嵐が丘』『華の乱』)と4度にわたり優秀賞を受賞しながらも、最優秀賞獲得はならなかったが、今回、松田さんは初の優秀賞受賞で見事に最優秀賞も獲得した。

司会の樹木希林から役者人生における父親の影響を尋ねられると、「うまく言葉にできないけど、目指しているところはあります」と語り、受賞決定後、改めて壇上に上がると「大島渚監督の『御法度』で新人賞をいただき、こうして主演男優賞もいただけて…。僕のオヤジを好きだった人に期待されているなと。いろいろな方に影響を受けて、自分のやれることを見つけていけたら」と今後のさらなる飛躍を誓った。

『そして父になる』で是枝裕和監督の下、これまでとは全く異なる役柄を好演した福山さんの受賞への期待も高かったが、今回は残念ながら松田さんに譲る形となった。

そして、俳優部門の最後は主演女優賞。上戸彩(『武士の献立』)、尾野真千子(『そして父になる』)、宮崎あおい(『舟を編む』)、吉行和子(『東京家族』)という実力派女優を抑えて、真木さんが『さよなら渓谷』での演技で最優秀賞に輝いた。主演・助演女優賞のW受賞は第2回の大竹しのぶ(『事件』『聖職の碑』)以来、35年ぶりの快挙。

再び壇上に上がった真木さんは、今度は力強い口調で「本当に嬉しいです。『さよなら渓谷』の現場にいた、一人残らず全ての方々のおかげでこの賞をいただけました!」と感謝の思いをスピーチに込めた。

ちなみに今回の俳優部門では、松田さん、真木さん、尾野さんがそれぞれ主演、助演の両部門で優秀賞を獲得。リリーさんが2作品で優秀助演男優賞を受賞するなど1人の俳優の複数受賞が目立った。ピエール瀧は決してシーンは多くないが『そして父になる』にも出演しており、リリーさんと共に元々、本職ではない俳優の存在感、演技力の“脅威”を印象付けた。

【第37回日本アカデミー賞/俳優部門受賞一覧】

最優秀主演女優賞:真木よう子(『さよなら渓谷』)
最優秀主演男優賞:松田龍平(『舟を編む』)
最優秀助演女優賞:真木よう子(『そして父になる』)
最優秀助演男優賞:リリー・フランキー(『そして父になる』)
《text:cinemacafe.net》

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